また暑さがぶり返してますね。
このブログも先月は一回しか更新できませんでした。
読んでくれている方、すみません。
今日は動詞の~ing形の作り方で注意したい単語について書きます。
make, use, takeなど語尾が-eで終わっているものは-eを取って~ingをつけるという規則があります。これをuseingなどと語尾の-eを残したまま~ingを付けてしまう間違えは中学生には時々見られますが、高校生以上になるとあまり見られなくなるタイプのミスです。
それとは別に、三単現の-sや過去形の-edの規則と~ingの規則を混同して、例えば、studyをstudingなどとしてしまうミスもあります。三単現の-sや過去形の-edをつける場合は、語尾が子音字+yで終わっていると"y"を"i"にかえて-sや-edをつけるので、studyならstudiesやstudiedになるからです。このミスも中学生に目立つように思います。
しかしながら、この~ing形のつくり方でもうひとつ注意したいポイントがあります。それがtie, die, lieの3つの単語です。これらの~ingはそれぞれ、tying, dying, lyingになります。三単現の-sや過去形の-edで子音字+yで終わる単語は"y"を"i"に変えましたが、ここではその反対の現象、"i"を"y"に変えることが起きてます。アルファベットの"y"と"i"が音的に非常に近い関係にあることが分かります。
また、~ingの作り方から少し横道に逸れますが、lieには「横になる」という意味と「嘘をつく」という意味の二つの単語があることも注意です。そして「横になる」という自動詞のlieは「横にする」という他動詞のlayと活用の違いが大変重要になってきます。lie-lay-lainとlay-laid-laidですね。
話しを~ingに戻します。ここでさらに比較しておきたい単語があります。die「死ぬ」の~ing形はdyingだったことを見ましたが、英単語にはdye「染める」という意味の単語があります。このdyeの~ing形はいったいどうなるのでしょうか?冒頭に掲げた~ingの作り方の規則通りにすれば、語尾の-eを取ってdyingとしなければなりません。しかし、dye「染める」の~ing形はdyeingが正しいのです。おそらくこれはdieの~ing形であるdyingとの混同をさけるためにdyeingという綴り方を許容しているのではないかと思います。
英語は細かい部分に注意していくと、いろいろと奥が深いなと思います。