自分の間違えを「学び」に変える
こんにちは
GWも残りあと1日ですね。
先日、中学生に英単語を教えていて、ちょっとしたスペルミスがありました。
その中学生も沢山間違えていたのですが、私もひとつ思い違いをしていたのです。
私が間違えたのが、
excuse
という単語の綴り。
その子の単語テストをチェックしていて、
「これはeが入ってexecuseだよ」
と言ってしまったのです。
言った後になんとなく違和感があって直ぐに辞書を調べ、自分の間違いに気付きました。
どうして自分が間違えたのか理由を考えてみると明らかで、
execute
「実行する」「処刑する」などの意味がある単語とスペルが混乱していたのです。
私はこういう場合はその場で自分のミスを訂正します。
間違えたことは「間違えた」、分からないことは「分からない」ということは講師として大切なことだと思っています。もちろんあまり間違えすぎると信用を失ってしまうので、間違えないように日頃から気をつけてはいますが。
なぜミスをしたのか、理由を探る
また、私はミスをした場合に気をつけていることは、なぜそのミスを自分がしたのか理由を探すことです。単語の意味やスペルを間違えた場合、何らかの似た単語と混乱している場合がほとんどです。
今回、改めて少し考えたことがあって「やっぱり間違えることって大事だな」ということ。
間違えるとちょっと恥ずかしいのは生徒も先生も同じですが、その「ちょっと恥ずかしい」という感情の傷のようなものが記憶の定着を促してくれると思うからです。
単語を覚える効果的な方法は何度も反復してその単語に触れることですが、もうひとつは生活の一場面で強く印象に残ることが挙げられます。後者は偶然に依存した要素が強いのです。
人前での間違えというのは、良くも悪くも印象に残るものです。沢山間違える人でも、それを前向きに捉えられる人は他の人よりも有利なのではないかと思います。