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言葉の「乱れ」はただの「変化」かもしれません

2022年10月1日

こんにちは

今日のヤフーニュースでこんな記事が目に留まりました。

引用--------------------------------------------------------------

「半端ない」「ぶっちゃけ」という新しい表現について気にならないとする人が約6割に上ることが、文化庁が30日に公表した2021年度の「国語に関する世論調査」で明らかになった。いずれも著名人を介して注目され、メディアで繰り返し使われた影響などで一般化したとみられる。

調査は、国語に関する意識や理解度を調べるために1995年度から毎年実施。今回は今年1月に16歳以上の男女6000人を対象に調査票を郵送し、3579人(回答率59・7%)から回答を得た。新しい表現や文法上は不正確な言葉を使うかどうかなどを尋ねた。

「中途半端でない」ことを指す「半端ない」は、60・2%が「気にならない」と回答。「使うことがある」と答えたのは46・4%で、11年度調査の20・1%から倍増した。「正直なところ」を意味する「ぶっちゃけ」は、「使うことがある」が41・4%、「気にならない」が55・7%だった。

--------------------------------------------------------引用終わり

記事は「半端ない」や「ぶっちゃけ」などの新しい表現や文法上は不正確な言葉がどれだけ社会に浸透しているかの調査結果です。

"ぶっちゃけ"自分も使っていますね。年甲斐もなくと思うかもしれませんが、普段、中学生や高校生と触れ合っていると、本当に何気なく使っていると思います。

ひょっとしたら中高生と接する機会がなくても使っているかも知れません。

この記事を見て思い出したのが、何年も前ですがイギリスのBBCでsaysの発音の調査を若者を対象にしたところ単語の見た目の印象から「セイズ」と発音する子が増えているというリポートです。

sayは「言う」という意味の動詞ですが、確かに「セイ」という発音です。ただそれに三単現のsがついてsaysとなると「セッズ」となるのが「正式」とされてます。

音が詰まるような感じですね。

確か、BBCではこれを若者の言葉の乱れのような感じで報道していて、どこの国も同じだなと思ったものです。

この手の話題は、本当に定期的にニュースになっているという印象です。ジェネレーションギャップ系のネタか言語系のネタかという感じですね。

「今の若いものは…」という愚痴がいつの時代も繰り返されるのと同じなのでしょう。

おそらく言葉というのは常に変化していくのが普通で、「正確」「不正確」というのは、少し長い目でみれば単なる暫定的な基準に照らし合わせた判定にすぎないのでは、と思ってしまいます。

決して、「英文法など覚えなくていいよ」言っているわけではないので塾生やこのブログを読んでいる英語学習者は誤解しないでください。

ただ、言葉というのは柔軟なものだというのは、「言葉を教える仕事」を日々していても感じることだと言いたいだけです。

母国語でさえも常に100%正確に話している人など一人もいないので、英語を学ぶときに厳密に考えすぎる必要はないのです。

特に「話す」「書く」などのアウトプット系の学習をしている時は、少し気楽に取り組むくらいがちょうどいいですよ。

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