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英語学習のヒント

単語の話し

2014年2月18日 火曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

今日はちょっとした単語の話しです。

 

tooth 「歯」

 

が複数形になると、

 

teeth

 

になるのは御存知だと思います。

 

-oo- が複数形で -ee- に変化するのは他にも、

 

foot 「足」

 

 

feet

 

goose 「ガチョウ」

 

 

geese

 

などありますね。

 

ところが冒頭の teeth の語尾に -e がつくと動詞に変化することは知らない人が多いでしょう。

 

teethe となると「幼児の歯が生えてくる」という意味になります。幼児の歯は普通はいっぺに生えてくるので複数形が動詞化するのも「なるほど」といった感じがします。

 

さらに、これと似たような変化をする単語が他にもあります。

 

wreath 「花輪」

 

という意味の名詞ですが、

 

wreathe

 

と語尾に -e がつくと、やはり動詞化して「花輪を作る、編む」という意味になります。

 

単語を覚えるときは、何らかの関連性を見つけてセットで覚えておくと頭の中に単語のネットワークが形成されて記憶に定着しやすくなります。個別にバラバラに覚えるよりも語彙を増やしていくうえで効率的です。Eigojuku英語塾では授業の合間にこうした単語の話しなどを少し織り交ぜて生徒の単語力向上に努めています。

 

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神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-16-1 若宮大路ビル202
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連鎖関係詞のwho/whom

2014年1月31日 金曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

関係詞は英語が苦手な人が躓きやすいポイントのひとつです。

 

そんな関係詞の中でも特に複雑なのが連鎖関係詞と呼ばれるものですが、先日、社会人の生徒さんと授業で読んでいる文献中に以下のような文章がでてきました。

 

They selected individuals whom they believed would accept this role willingly.
(訳)「彼らはこの役割を率先して受け入れてくれると信じている人達を選んだのだ。」

 

この文中の関係代名詞は文の真ん中あたりにあるwhomですが、これは文法的に厳密に考えるとwhoが正しいのです。分かりやすいように関係代名詞が対応する「主語‐動詞‐目的語」の関係を赤色で示します。

 

They selected individuals whom they believed would accept this role willingly.

 

連鎖関係詞というのは、関係詞がその直後にあるS-Vを飛び越えて次にくる節の構成要素の一部になっているものです。つまり、上記の文ではwhom would accept this role willinglyとなり先行詞がindividualsとなるのですが、whom would accept…は文法的におかしいですよね。

 

関係詞が苦手な人のためにさらに詳しく説明します。
仮に上記の文を二文に分割するならば、

 

They selected individuals.
They believed (that) they would accept this role willingly.

 

となります(便宜上、接続詞のthatは括弧にくくっています)。第1文のindividualsは第2文の従属節内では代名詞のtheyで言い換えられています。これらの文を、関係詞を使って1文にしようとすれば、主格のtheywhoに変わって、individualsの次にくるわけです。
They selected individuals who…
They believed (that) _____ would accept this role willingly.

 

あとは、whoのあとに第2文の残りの要素を繋げれば文が完成します。
すると、

 

They selected individuals who they believed would accept this role willingly.

 

となるのが正しい形なのです。

それでは、この文章の書き手がミスをしたのでしょうか。そして出版前の校正の段階で編集者もミスを見過ごしたのでしょうか?どうもそうではないようなのです。

 

この本はadvance directiveという生前に自分が死んだ後にどうして欲しいかを文書として残しておく「事前指示書」について書かれたもので、著者もその道で博士号を取得している専門家です。まずは、非常に教養の高い英語のネイティブが書いた文章だということは押さえておきたいところです。

 

それではなぜ主格でなく目的格がここで使われているかというと、文法の解説には非常に詳しいジーニアス英和大辞典には次のような例文と解説が掲載されています。

 

The man (whom) they had thought would be the next governor was killed.
次期知事になるだろうと思われていた人が殺された《◆whom を用いることがあるのは他動詞thoughtにひかれるため;ここは主格なので通例はwhothat
(引用終わり)

 

つまり、they had thought、最初の文で言えば、they believedで使われている、thinkbelieveが他動詞でありその目的語がないことによって、関係代名詞の目的格が来ているというのです。いずれにしても、これは文法的には正確ではないわけですが、上記のような教養あるネイティブですら自身の著書で普通に使っているということは無視できない例だと思います。

 

それでも、この文章を単なる校正におけるミスと考える人もいるかもしれません。つまり著者はwhoと書いたつもりがwhomになってしまった、校正の段階でもそれに気付かなかったと。しかし、私がそうとは考えない理由は何かというと、この文章の少し上の部分に以下のような文があるからです。

 

Some participants chose individuals they thought would have an understanding of the purpose of advance directives and have some knowledge of death and dying, such as a nurse or a lawyer.
(訳)参加者の中には、事前指示書の目的を理解し死や臨終についていくらかの知識をもっていると彼らが考えられる人物、例えば看護師や弁護士などを選んだ者もいた。

 

この文でも連鎖関係詞が使われています。正確に言えば、連鎖関係詞は省略されているのですが、冒頭のSome participants chose individualsthey thought would have…の間には連鎖関係詞があったはずなのです。

 

この文章の場合も、they thoughtを飛び越して次に来るwould have an understanding of…と対応する関係代名詞は主格です。つまり文法的にはwhoまたはthatが来るべきなのです。

 

そしてここで関係代名詞が省略されているということが、私がこの著者が意図して連鎖関係代名詞で目的格を使っていると考えている根拠です。中学、高校で学んだ関係代名詞の省略を思い出してください。目的格の関係代名詞は非常によく省略されましたが、主格は基本的には省略されなかったはずです。つまり著者はここで関係代名詞を目的格と意識していたから省略したと考えるのが自然でしょう。これを校正ミスと考えるのは非常に難しいと思います。

 

以上、最近授業で取り上げた本の中での連鎖関係詞について書いてきましたが、Eigojuku英語塾ではこうした複雑な文章も極力分かりやすく解説していくことを心がけています。

 

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カンマで区切られた英文の読み方

2014年1月11日 土曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

今、私が読んでいる美術史の専門書の中に文法が苦手な人がいかにも苦労しそうな文章がでていたので取り上げてみます。非常に挿入の多い文章なのですが、この文章の主節の構造(主語―動詞―目的語など)が分かるでしょうか。正解は下方に記します。

 

The said Michelangelo, being an old man, and desiring to serve His Holiness with all his powers; being also constrained and compelled by him in the matter, and being unable to do so, unless he is first released entirely in this work of Pope Julius, which keeps him in a state of physical and mental suspense, petitions His Holiness, since he is resolved that he should work for him, to negotiate with the Illustrious Lord Duke of Urbino for his complete release from the said Tomb, and cancelling and annulling every obligation between them.

 

背景知識としては、これはイタリア・ルネサンスの彫刻家ミケランジェロが1542年に時の教皇であるパウルス三世に当てた手紙の英訳です(原文はイタリア語)。ミケランジェロはパウルス三世からパオリーナ礼拝堂のフレスコ画制作の依頼を受けていたのですが、それ以前にユリウス二世(パウルス三世以前の教皇)から受託した墓廟の仕事があるためにパオリーナ礼拝堂の仕事に取り掛かれません。文中にあるHis Holiness はローマ教皇に対する尊称なのでここでは受取人のパウルス三世をさしています。また書き手であるミケランジェロは自分を指すのに一人称を使わず三人称を使っています。

 

以下、解説です。

 

文の主要な構成要素だけを赤字にすると以下のようになります。

 

The said Michelangelo, being an old man, and desiring to serve His Holiness with all his powers; being also constrained and compelled by him in the matter, and being unable to do so, unless he is first released entirely in this work of Pope Julius, which keeps him in a state of physical and mental suspense, petitions His Holiness, since he is resolved that he should work for him, to negotiate with the Illustrious Lord Duke of Urbino for his complete release from the said Tomb, and cancelling and annulling every obligation between them.

 

この文章は挿入が全部で8つもある、一見すると、とても複雑な文章です。教皇に当てた手紙の英訳なので格調高い文章を意識した結果だと思います。これだけ長く複雑な文ですが、大文字で始まりピリオドで終わるひとつの文で構成されています。

読むポイントとしては、英語というのは主語の後には動詞がくるという基本に戻ることです。その二つを特定していくことで文章全体の構造が見えるのです。冒頭にきているThe said Michelangelo が主語で、その後に6つの挿入句(節)を経てようなく動詞の petitionsが来るのです。ここでの注意点は、petition はこのままの形で名詞にもなるので petitions の最後の –sを名詞の複数形の –sと勘違いせずに動詞の三単現の -sときちんと認識できるかが理解のカギです。すると後は、動詞petition(請願する、懇願する)の語法で読んでいけばいいのです。

 

文章の骨格を抜き出すと、

 

The said Michelangelo petitions His Holiness to negotiate with the Illustrious Lord Duke of Urbino for his complete release from the said Tomb.

 

S petitions O to do ~ for … 「S Oのために~するよう懇願する」

 

となり、上記の文章は、「かかるミケランジェロは親愛なる教皇に件の墓廟の仕事から彼を完全に解放するために高名なウルビーノ公と交渉して頂きたく懇願する次第です。」といった意味になるのです。

 

挿入の種類としては、unless~ since~ は接続詞に導かれた従属節、which~ は関係代名詞の継続用法、それ以外はすべて分詞です。

 

ちなみに、大学入試を控えた高校生などが長文で苦手とするのが、まず代名詞の処理の仕方。例えば、they, them, it などが何を指しているかしっかり特定せずに「彼ら」「それ」と訳して読み進めてしまい、なんとなく意味が分かった気になっているが実は良くわからないというもの。そしてもう一つが、この挿入です。何らかの句や節がひとつ挿入されただけで、英文の構造がどこかにすっとんでしまう受験生が多いので、上記のような文が仮に入試にでたら脅威以外のなにものでもないでしょう。

 

最後に、挿入部分を全て訳すと(なかなか難しい作業ですが)、以下のような意味合いになります。

 

「かかるミケランジェロは、年老いてもなお、全能なる教皇へお仕えしたいと望んでおりますが、一方で教皇よりかかる事業に取り掛かるよう命じられつつも、身体的にも精神的にも束縛されているユリウス二世のこの仕事から完全に解放されない限り教皇にお仕えすることができず、親愛なる教皇に件の墓廟の仕事から彼を完全に解放するように高名なウルビーノ公と交渉して彼と公の間にあるあらゆ責務を無効にして頂きたく懇願するのは、教皇のために仕事をしようと決心しているからであります。」

 

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上級者向けの英語学習の方法―その2

2013年10月29日 火曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんばんは

 

前回のブログで上級者向けの英語学習法としてTEDの活用をご紹介しました。

 

TEDの利点としては、無料で何度でも視聴できて、スクリプトやサブタイトルが複数言語で表示・非表示を自由に変えられる点でした。

 

しかしTEDのようなやや堅めの話題だと肩肘が張ってしまい、とっつきづらいと感じる人もいるでしょう。

 

また、スクリプトやサブタイトルが自由に表示できるということは、リスニング練習という面からみれば、聞き取れなかった部分を簡単に文字で見て「答え」が分かってしまうことを意味します。

 

今日は、そうした部分を補える上級者向けの英語学習法としてYouTubeの利用をご紹介します。

 

YouTubeには、実に様々な映像が溢れていて自分の趣味にあったものを簡単に検索することができます。好きだったドラマのワンシーンや、俳優やミュージシャンのインタヴューなど、年代的にもかなり古いものから最近のものまでいくらでも見つけることができます。

 

YouTubeも、もちろん無料で何度でも視聴することができます。しかしTEDと違いスクリプトやサブタイトルの表示サービスなどはありません。だから、分からない箇所があったら何度も自分の耳で聞いて、辞書やインターネットを使って「あれかな、これかな」と調べなければいけません。

 

例えば、私が最近見つけて面白かったYouTubeの映像はGuns ‘N’ Rosesのヴォーカルのアクセル・ローズのインタヴュー(現在、参照元の映像削除によりリンク切れ)です。

 

アクセル・ローズのインタヴュー(リンク切れ)

 

Guns ‘N Rosesは私が10代の頃に良く聴いていたハードロックのバンドですが、今もメンバーチェンジをして活動中です。アクセルはインタヴューをあまり受けない人で、テレビのインタヴューは20年の経歴でこれが初めてだったようです。また、遅刻魔ですごく有名です。

 

このインタヴューでも、冒頭から遅刻ネタで司会者からいじられています。インタヴューで面白かったのは、売れる前にレンタルビデオ屋でマネージャーを少しの間していたというところ。
司会者はすかさず、

 

As a manager, did you have to scold people for being late?

 

「マネージャーとして、遅刻した人を叱らなければいけなかったんですか」

 

Would you yell at people for not rewinding VHS tapes?

 

「VHSのビデオを巻き戻してこなかった客にガミガミ怒ったりしていたんですか」

 

例えば、こういった面白いと思った部分を自分でスクリプトに起こしてみると、非常にリスニングの勉強になります。二つ目の文章など、過去の習慣を意味するwouldが疑問文でさらっと使われていますが、高校生用のテキストではまずお目にかからない英文です。

 

さらに、ハロウィーンの話しになって、司会者がアクセルに「最後にハロウィーンで着たコスチュームを覚えている?」と聞くと、

 

Once I was a giant ear of corn.

 

「一度、大きなトウモロコシになったことがある」

 

と答えています。この部分も最初はearがyearに聞こえてしまって、何のことか分からなかったのですが、何度か聴いてネットや辞書で単語を調べていくうちにearがトウモロコシの実の部分を意味することが分かり、そういえば昔どこかでそういう意味があることを聞いたことがあるなとなるわけです。

 

こういったなんでもない話題でも関心のある俳優やミュージシャンなどなら、興味をもって何度でも聞けるのです。

 

また、ファンの質問に答える場面で、司会者が

 

Do you regret your cornroll? I think he meant cornrow. Do you regret your cornrow from the 90’s?

 

「コーンロールにしたことを後悔しているか。たぶんこの人はコーンロウと言いたかったんでしょうが、90年代からコーンロウにしたことを後悔していますか」

 

という場面があります。私は最初cornrowの意味が分からなかったのですが、これも何度か繰り返し聞いて辞書やネットを調べていくうちに、黒人の伝統的なヘアスタイルで髪を幾筋にも編みこんでいくものだと分かりました。アクセルは一時、このコーンロウにしていた時期があったのです。

 

多分トウモロコシの実の列のように見えるからcorn「トウモロコシ」row「列」なのでしょうが、髪を編みこむことからroll「巻く」と勘違いする人がいて、質問者はcornrollだと思っていたのでしょう。繰り返し聞くことで、スクリプトがなくてもそういう細かいところまで分かります。

 

また司会者は、前出のハロウィーンで大きなトウモロコシのコスチュームを着たときはコーンロウだったのかと質問して、アクセルは「そうだ」と答えると「Wコーン」だね、という場面もあり、細かい部分が聞き取れるようになると話し全体の流れもクリアになり面白みも増してきます。

 

この勉強法の利点は、とにかく自分で単語を聞き取って調べていく過程にあるので、興味があって何度でも聞ける素材を見つけることが第一条件です。なにか自分の興味にあう素材をYouTubeから見つけてみてはいかがですか。

 

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上級者向けの英語学習の方法

2013年10月17日 木曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

 

英語学習の仕方はいろいろありますが、単語力がついて文法も一通り身につけると、ある程度英語力がついてきたという実感がでてくるはずです。すると、より実践的な英語の勉強をしたくなるのが人の常です。

 

この段階になると、たいていの人が英語のテキストや問題集だけでなく、英字新聞を読んだり、Newsweek やTimeを読んだり、テレビでニュースを見たり、DVDなどで海外の映画やテレビ番組を字幕付きで観たりなど、英語学習に実践的な要素を取り入れるようになります。

 

その中から、自分の生活のリズムにあった自分が楽しみながら続けられるものを選んでいくのがよい方法です。「楽しみながら」というのは、実に大きな要素だと思っています。外国語の学習は何よりも長く続けることが必要なので、楽しくないと続かないからです。

 

そこで、私が最近注目しているのが、TEDです。TEDは各分野で活躍する専門家などが自らの考えを短いトークにまとめて発表しているものです。インターネットでも簡単に視聴することができます。内容的には仕事や生活など人生全般についての考え方が述べられているので、社会人や大学生くらいに適当なのかもしれません。

 

TEDを使った英語学習の利点は、字幕の表示と全スクリプトの表示が英語や日本語などで自由に切り替えができること。無料で何度でも視聴できること。一回のトークの時間が短いので、短時間での学習が可能なことです。

 

最近、私が見て面白かったものを二つ下にリンクで貼っておきます。

 

テーマは教育における創造性について
http://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity.html

テーマは信頼性とはいかなるものか
http://www.ted.com/talks/onora_o_neill_what_we_don_t_understand_about_trust.html

 

 

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ラン・ラン・ラン

2013年9月7日 土曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんばんは

 

日々、秋の気配がわずかながら感じられるようになってきましたが、まだまだ日中は暑いですね。

 

タイトルの「ラン・ラン・ラン」は少し涼しくなって浮かれているわけではなく、run-ran-runという動詞の活用のことです。

 

カタカナで表記してしまうと「ラン・ラン・ラン」とすべて同じ音になってしまいますが、実際の英語の発音は真ん中の過去形だけが違う音になります。微妙な音の違いとも言えますが、明らかに違う音です。真ん中の過去形のranだけが、他のふたつ(現在形と過去分詞)と母音の音が異なるのです。

 

しかし、中学や高校でこの不規則活用を学んだ際に、この変化に注意を払って発音をしていた人は少数派であったはずです。そんなことに気を使っていた人間は見たことがないという人もいるでしょう。先生でさえも、あまり気にせずに「ラン・ラン・ラン」とカタカナ風に言っていたという場合もあるでしょう。

 

しかし、この run と ran の違いを他の単語の組み合わせと比較してみると面白いことに気付くはずです。例えば、cup と cap の発音上の違いは、run と ran の場合と全く同じで真ん中の母音の発音だけが違います。しかし、これらの単語は中学で英語を学び始めた当初から「カップ」「キャップ」と多少戸惑いながらも発音の違いを認識して、違う音の単語として習得していったはずです。

 

また、fun と fan の発音上の違いも、run と ran と同じで真ん中の母音だけが違います。しかし、これらの単語は、fun「楽しい」とfan「うちわ」はどちらも同じように「ファン」と発音して済ましてしまっている人が多いように思います。

 

綴りの上から見ても、実際に発音記号を確認しても同様の発音パターンをもつこれらの単語の組み合わせが、cup と cap ではその違いを容易に認識できて、run と ran、fun と fan ではその違いを認識すること自体が困難になっている理由は一体何なのかを考えてみました。

 

私の答えは、それはやはり母国語との関係であろうということです。cup と cap はカタカナ表記として定着しており日本語の中に浸透しています。しかし、今ここで、run と ran の違いや、fun と fan の違いをカタカナ表記しようとしても、それに対応する妥当な表記法が思いつきません。

 

実際に授業でこれらの発音を生徒さんたちに発音してもらっても大人も子供も、cup と cap は言えても、run と ran では非常に苦労しています。ただ、きちんと発音の仕組みを説明して違いを認識してもらうことは大切だと思っています。英語と母国語の日本語で何が違うのかが見えてくることが学習の第一歩だと思っています。

 

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~ingの作り方で注意したい単語

2013年9月1日 日曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

また暑さがぶり返してますね。

 

このブログも先月は一回しか更新できませんでした。
読んでくれている方、すみません。

 

今日は動詞の~ing形の作り方で注意したい単語について書きます。

 

make, use, takeなど語尾が-eで終わっているものは-eを取って~ingをつけるという規則があります。これをuseingなどと語尾の-eを残したまま~ingを付けてしまう間違えは中学生には時々見られますが、高校生以上になるとあまり見られなくなるタイプのミスです。

 

それとは別に、三単現の-sや過去形の-edの規則と~ingの規則を混同して、例えば、studyをstudingなどとしてしまうミスもあります。三単現の-sや過去形の-edをつける場合は、語尾が子音字+yで終わっていると”y”を”i”にかえて-sや-edをつけるので、studyならstudiesやstudiedになるからです。このミスも中学生に目立つように思います。

 

しかしながら、この~ing形のつくり方でもうひとつ注意したいポイントがあります。それがtie, die, lieの3つの単語です。これらの~ingはそれぞれ、tying, dying, lyingになります。三単現の-sや過去形の-edで子音字+yで終わる単語は”y”を”i”に変えましたが、ここではその反対の現象、”i”を”y”に変えることが起きてます。アルファベットの”y”と”i”が音的に非常に近い関係にあることが分かります。

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また、~ingの作り方から少し横道に逸れますが、lieには「横になる」という意味と「嘘をつく」という意味の二つの単語があることも注意です。そして「横になる」という自動詞のlieは「横にする」という他動詞のlayと活用の違いが大変重要になってきます。lie-lay-lainとlay-laid-laidですね。

 

話しを~ingに戻します。ここでさらに比較しておきたい単語があります。die「死ぬ」の~ing形はdyingだったことを見ましたが、英単語にはdye「染める」という意味の単語があります。このdyeの~ing形はいったいどうなるのでしょうか?冒頭に掲げた~ingの作り方の規則通りにすれば、語尾の-eを取ってdyingとしなければなりません。しかし、dye「染める」の~ing形はdyeingが正しいのです。おそらくこれはdieの~ing形であるdyingとの混同をさけるためにdyeingという綴り方を許容しているのではないかと思います。

 

英語は細かい部分に注意していくと、いろいろと奥が深いなと思います。

 

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塾長プロフィール
クリニック開業支援

阿部 毅
1972年生まれ。英検1級TOEIC985点(自己ベスト) TOEIC SWスコア S180点 W200点。早稲田大学文学部卒、東京藝術大学大学院にて博士号取得。 予備校や学習塾での英語講師やギャラリーでの国際業務を経験。その他、大手企業の英語研修の教材作成などの仕事にも携わる。

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