ラン・ラン・ラン

2013年9月7日 土曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんばんは

 

日々、秋の気配がわずかながら感じられるようになってきましたが、まだまだ日中は暑いですね。

 

タイトルの「ラン・ラン・ラン」は少し涼しくなって浮かれているわけではなく、run-ran-runという動詞の活用のことです。

 

カタカナで表記してしまうと「ラン・ラン・ラン」とすべて同じ音になってしまいますが、実際の英語の発音は真ん中の過去形だけが違う音になります。微妙な音の違いとも言えますが、明らかに違う音です。真ん中の過去形のranだけが、他のふたつ(現在形と過去分詞)と母音の音が異なるのです。

 

しかし、中学や高校でこの不規則活用を学んだ際に、この変化に注意を払って発音をしていた人は少数派であったはずです。そんなことに気を使っていた人間は見たことがないという人もいるでしょう。先生でさえも、あまり気にせずに「ラン・ラン・ラン」とカタカナ風に言っていたという場合もあるでしょう。

 

しかし、この run と ran の違いを他の単語の組み合わせと比較してみると面白いことに気付くはずです。例えば、cup と cap の発音上の違いは、run と ran の場合と全く同じで真ん中の母音の発音だけが違います。しかし、これらの単語は中学で英語を学び始めた当初から「カップ」「キャップ」と多少戸惑いながらも発音の違いを認識して、違う音の単語として習得していったはずです。

 

また、fun と fan の発音上の違いも、run と ran と同じで真ん中の母音だけが違います。しかし、これらの単語は、fun「楽しい」とfan「うちわ」はどちらも同じように「ファン」と発音して済ましてしまっている人が多いように思います。

 

綴りの上から見ても、実際に発音記号を確認しても同様の発音パターンをもつこれらの単語の組み合わせが、cup と cap ではその違いを容易に認識できて、run と ran、fun と fan ではその違いを認識すること自体が困難になっている理由は一体何なのかを考えてみました。

 

私の答えは、それはやはり母国語との関係であろうということです。cup と cap はカタカナ表記として定着しており日本語の中に浸透しています。しかし、今ここで、run と ran の違いや、fun と fan の違いをカタカナ表記しようとしても、それに対応する妥当な表記法が思いつきません。

 

実際に授業でこれらの発音を生徒さんたちに発音してもらっても大人も子供も、cup と cap は言えても、run と ran では非常に苦労しています。ただ、きちんと発音の仕組みを説明して違いを認識してもらうことは大切だと思っています。英語と母国語の日本語で何が違うのかが見えてくることが学習の第一歩だと思っています。

 

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