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月別アーカイブ: 2013年10月

上級者向けの英語学習の方法―その2

2013年10月29日 火曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんばんは

 

前回のブログで上級者向けの英語学習法としてTEDの活用をご紹介しました。

 

TEDの利点としては、無料で何度でも視聴できて、スクリプトやサブタイトルが複数言語で表示・非表示を自由に変えられる点でした。

 

しかしTEDのようなやや堅めの話題だと肩肘が張ってしまい、とっつきづらいと感じる人もいるでしょう。

 

また、スクリプトやサブタイトルが自由に表示できるということは、リスニング練習という面からみれば、聞き取れなかった部分を簡単に文字で見て「答え」が分かってしまうことを意味します。

 

今日は、そうした部分を補える上級者向けの英語学習法としてYouTubeの利用をご紹介します。

 

YouTubeには、実に様々な映像が溢れていて自分の趣味にあったものを簡単に検索することができます。好きだったドラマのワンシーンや、俳優やミュージシャンのインタヴューなど、年代的にもかなり古いものから最近のものまでいくらでも見つけることができます。

 

YouTubeも、もちろん無料で何度でも視聴することができます。しかしTEDと違いスクリプトやサブタイトルの表示サービスなどはありません。だから、分からない箇所があったら何度も自分の耳で聞いて、辞書やインターネットを使って「あれかな、これかな」と調べなければいけません。

 

例えば、私が最近見つけて面白かったYouTubeの映像はGuns ‘N’ Rosesのヴォーカルのアクセル・ローズのインタヴュー(現在、参照元の映像削除によりリンク切れ)です。

 

アクセル・ローズのインタヴュー(リンク切れ)

 

Guns ‘N Rosesは私が10代の頃に良く聴いていたハードロックのバンドですが、今もメンバーチェンジをして活動中です。アクセルはインタヴューをあまり受けない人で、テレビのインタヴューは20年の経歴でこれが初めてだったようです。また、遅刻魔ですごく有名です。

 

このインタヴューでも、冒頭から遅刻ネタで司会者からいじられています。インタヴューで面白かったのは、売れる前にレンタルビデオ屋でマネージャーを少しの間していたというところ。
司会者はすかさず、

 

As a manager, did you have to scold people for being late?

 

「マネージャーとして、遅刻した人を叱らなければいけなかったんですか」

 

Would you yell at people for not rewinding VHS tapes?

 

「VHSのビデオを巻き戻してこなかった客にガミガミ怒ったりしていたんですか」

 

例えば、こういった面白いと思った部分を自分でスクリプトに起こしてみると、非常にリスニングの勉強になります。二つ目の文章など、過去の習慣を意味するwouldが疑問文でさらっと使われていますが、高校生用のテキストではまずお目にかからない英文です。

 

さらに、ハロウィーンの話しになって、司会者がアクセルに「最後にハロウィーンで着たコスチュームを覚えている?」と聞くと、

 

Once I was a giant ear of corn.

 

「一度、大きなトウモロコシになったことがある」

 

と答えています。この部分も最初はearがyearに聞こえてしまって、何のことか分からなかったのですが、何度か聴いてネットや辞書で単語を調べていくうちにearがトウモロコシの実の部分を意味することが分かり、そういえば昔どこかでそういう意味があることを聞いたことがあるなとなるわけです。

 

こういったなんでもない話題でも関心のある俳優やミュージシャンなどなら、興味をもって何度でも聞けるのです。

 

また、ファンの質問に答える場面で、司会者が

 

Do you regret your cornroll? I think he meant cornrow. Do you regret your cornrow from the 90’s?

 

「コーンロールにしたことを後悔しているか。たぶんこの人はコーンロウと言いたかったんでしょうが、90年代からコーンロウにしたことを後悔していますか」

 

という場面があります。私は最初cornrowの意味が分からなかったのですが、これも何度か繰り返し聞いて辞書やネットを調べていくうちに、黒人の伝統的なヘアスタイルで髪を幾筋にも編みこんでいくものだと分かりました。アクセルは一時、このコーンロウにしていた時期があったのです。

 

多分トウモロコシの実の列のように見えるからcorn「トウモロコシ」row「列」なのでしょうが、髪を編みこむことからroll「巻く」と勘違いする人がいて、質問者はcornrollだと思っていたのでしょう。繰り返し聞くことで、スクリプトがなくてもそういう細かいところまで分かります。

 

また司会者は、前出のハロウィーンで大きなトウモロコシのコスチュームを着たときはコーンロウだったのかと質問して、アクセルは「そうだ」と答えると「Wコーン」だね、という場面もあり、細かい部分が聞き取れるようになると話し全体の流れもクリアになり面白みも増してきます。

 

この勉強法の利点は、とにかく自分で単語を聞き取って調べていく過程にあるので、興味があって何度でも聞ける素材を見つけることが第一条件です。なにか自分の興味にあう素材をYouTubeから見つけてみてはいかがですか。

 

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上級者向けの英語学習の方法

2013年10月17日 木曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

 

英語学習の仕方はいろいろありますが、単語力がついて文法も一通り身につけると、ある程度英語力がついてきたという実感がでてくるはずです。すると、より実践的な英語の勉強をしたくなるのが人の常です。

 

この段階になると、たいていの人が英語のテキストや問題集だけでなく、英字新聞を読んだり、Newsweek やTimeを読んだり、テレビでニュースを見たり、DVDなどで海外の映画やテレビ番組を字幕付きで観たりなど、英語学習に実践的な要素を取り入れるようになります。

 

その中から、自分の生活のリズムにあった自分が楽しみながら続けられるものを選んでいくのがよい方法です。「楽しみながら」というのは、実に大きな要素だと思っています。外国語の学習は何よりも長く続けることが必要なので、楽しくないと続かないからです。

 

そこで、私が最近注目しているのが、TEDです。TEDは各分野で活躍する専門家などが自らの考えを短いトークにまとめて発表しているものです。インターネットでも簡単に視聴することができます。内容的には仕事や生活など人生全般についての考え方が述べられているので、社会人や大学生くらいに適当なのかもしれません。

 

TEDを使った英語学習の利点は、字幕の表示と全スクリプトの表示が英語や日本語などで自由に切り替えができること。無料で何度でも視聴できること。一回のトークの時間が短いので、短時間での学習が可能なことです。

 

最近、私が見て面白かったものを二つ下にリンクで貼っておきます。

 

テーマは教育における創造性について
http://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity.html

テーマは信頼性とはいかなるものか
http://www.ted.com/talks/onora_o_neill_what_we_don_t_understand_about_trust.html

 

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Eigojuku英語塾の本棚から17

2013年10月12日 土曜日  カテゴリー: Eigojuku英語塾の本棚から

こんにちは。

 

久しぶりに書籍のご紹介。

 

このシリーズで、いわゆる「単語集」を紹介するのは意外にも初めてかもしれません。

 

TOEICオタクを自称するTOEICのエキスパートによる本書は、随所にTOEICの小ネタがちりばめられていて読んでいると著者のTOEICという試験に対する愛情すら感じられます。

 

600点レベル、730点レベル、860点レベル、990点レベルとレベル別に分かれた単語のチョイスも本当にTOEIC頻出の必須語ばかりが集めてあり、無駄のないTOEIC対策用の学習ができます。

 

塾の社会人対象のTOEICクラスの単語帳としても利用させて頂いています。

 

本書のひとつの特徴は、その編集方針にもあります。左ページに日本語訳と英文が書かれているのですが、英文の中の単語が一語だけ頭文字だけで書かれています。そして、右ページにその頭文字から始まる答えの単語とその細かい意味が書かれているのです。

 

読者は日本語訳を参考にしながら、その英文が完成するように頭文字から適切な単語を発想しなければなりません。通常の単語帳は左ページに英単語と意味が書かれていて、右ページに例文という構成が多いです。それをあえて逆にして、さらに英単語を発想させるという形式は英語のアウトプットの練習にもなり非常に効果的なように思います。

 

実際に本書を使ってみて、森沢洋介さんの「瞬間英作文」を思い出しました。「瞬間英作文」では、左ページに日本語訳、右ページにその英文が掲載されていて、読者は日本語を見て瞬時に英文を思い浮かべる練習をしていく構成をとっています。

 

TOEIC用の単語を効率良く覚えたいという方は是非。

 

TEX加藤著「新TOEIC TEST出る単特急 金のフレーズ」朝日新聞出版 2012年

 

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塾長プロフィール
クリニック開業支援

阿部 毅
1972年生まれ。英検1級TOEIC985点(自己ベスト) TOEIC SWスコア S180点 W200点。早稲田大学文学部卒、東京藝術大学大学院にて博士号取得。 予備校や学習塾での英語講師やギャラリーでの国際業務を経験。その他、大手企業の英語研修の教材作成などの仕事にも携わる。

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