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御成小学校の校舎の物語ー鎌倉の歴史と子どもたちの未来が出会う場所

2025年5月24日

古都鎌倉に佇む風情ある御成小学校の歴史

鎌倉といえば、古都の風情が漂う観光地として有名ですが、その中心部にある「御成(おなり)小学校」も、じつはとても興味深い歴史をもつ場所です。今回は、そんな御成小学校の現在の校舎がどんなふうにできあがったのか、ちょっとのぞいてみましょう。

御成小学校の前身は鎌倉御用邸

実はここ、もともとは「鎌倉御用邸」があった場所なんです。1933年(昭和8年)にその跡地に小学校が建てられ、「御成小学校」としてスタートしました。校門には当時の冠木門(かぶきもん)が使われたり、校章にも御用邸の面影が残っていたりと、ちょっと特別な雰囲気がただよっています。

時代が進むにつれ、児童の数も増え、建物も老朽化。1980年代には校舎の建て替えが検討されましたが、最初に出てきたプランには「ちょっとそれは…」という声が多く、地域の方々が反対運動を展開。そこへさらに追い打ちをかけるように、1983年には3号校舎が火災で焼失するという出来事も。

でも、そんな困難を乗り越えて、地域と学校が何度も話し合いを重ねた結果、今のあたたかみある木造風デザインの校舎が完成したんです。旧校舎の部材も一部再利用され、まさに“つながり”を感じる建物になりました。

鎌倉市の御成小学校。緑の生垣と咲き誇る花々の背後に、伝統的な日本の木造建築が建っている。手前には、枝が曲がった大きな木があり、建物の一部を覆い隠している。空は曇り空に見える。.

旧講堂は国の登録有形文化財に

さらに見逃せないのが、昭和8年から残る旧講堂。和洋折衷のレトロな建築で、2017年には国の登録有形文化財にもなったんですよ。保存と活用のための取り組みも続いていて、校舎とともに地域の宝として大切にされています。2025年からは保存に向けた改修工事が予定されています。

御成小学校の校舎は、ただの建物ではなく、鎌倉の歴史と、子どもたちの未来への思いがギュッとつまった場所。これからもきっと、たくさんの物語を紡いでいくのでしょう。

進学先の中学校

御成小学校を卒業した児童の多くは御成中学校へ進学しますが、最近の中学受験ブームで私立の中高一貫校への進学者は年々増加傾向にあります。小学校4年生くらいからサピックスなどの塾に通う児童が多いようです。

問い合わせ先

鎌倉市の学習塾|英語専門の個別指導塾 Eigojuku英語塾-鎌倉教室

神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-16-1 若宮大路ビル202
tel. 0467-38-5402   fax. 0467-38-5403

※遠方の方はオンライン授業も承ります

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