「鎌倉で英語の個別指導といえば…」と言われる塾を目指して
Eigojuku英語塾の売りは個別指導です。少人数制の授業も実施していますが、設立から9割以上の方が個別指導で学んでいます。私の個別指導に対する考え方を動画にまとめていますのでご覧ください。トップページのサイドバーにある動画と同じものです。
お医者さんが患者さんのどこが悪いのかを診るように生徒の問題点をチェックできるのが個別指導
こんにちは。今日は私が考える個別指導についてお話ししたいと思います。Eigojuku英語塾では、個別指導のコースがメインになっています。1対1から1対2までが個別のコースとされています。一言で言えば、個別指導はお医者さんが患者さんを診ることに非常に似ていると思います。
例えば、新しい問い合わせがあった時には、まず学年を聞きます。「おいくつなんですか?」「何年生なんですか?」という具合です。それから学校名や現在の英語の成績、困っていること、将来の目標なども尋ねます。最初に得る情報として、年齢や学年は大きな要素です。彼らが学校でどのようなことを学んでいるのか、またその生徒が今どのような状態にあるのかを予想します。
体験授業の際には、直近の定期テストの問題と答案を持参してもらいます。それを見ることで、具体的にどこでつまずいているのかがわかりますが、事前の情報だけではかなりの部分があいまいです。特に、低学年の生徒、例えば小学生の場合、事前の予想と実際のギャップが大きいことが多いです。なかには早くから英語を勉強し、小学生で英検3級や場合によっては準2級を持っていることもあります。ですが、実際に来てみると、その生徒が英検3級や準2級の文法や単語をしっかり理解しているとは限らず、むしろ足りないことが多いのです。
「英検3級を持っている」、「学年が中学3年生だ」などの情報だけでは、ある程度のことは知っているだろうという予想が自分の中に立つのですが、実際にその生徒に会ってみないと、どこが分かっていないのか、何が困っているのかは全く分かりません。こうした一連の情報のやり取りは、医者が個々の患者を診察する際に行う聴診や問診、顔色を確認することに非常に似ていると以前から思っています。
本当の個別指導は、こうした個人が抱える問題を実際に観察して特定していくことだと思います。しかし、1回の体験授業だけでは、電話での質問よりはかなり理解できるものの、まだはっきりとは分からないことが多いです。その子が抱える本当の問題点が具体的に分かってくるのは、やはり1ヶ月、2ヶ月通ってもらうことで明確になってきます。
短期間で結果を求めてくるお母さんやお父さんも時々いらっしゃいますが、問題を把握するのにはそれなりに時間がかかるものです。ただし、英検対策などで、前回のテストで僅差で落ちていた場合などには、短期集中で合格を目指すというケースもあるため、状況によります。
重要なことは、受験までを見越して中長期の目標を立てるような場合は、最初の1、2ヶ月はその子の問題点を把握する期間になるかなと思います。私は個別指導をこのように捉えています。