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英検準1級合格と大学受験の関係を戦略的に考える:現代「英検」事情

中高生が英検準1級を普通に目指す時代

こんにちは

現在、在籍している塾生で英検準1級にチャレンジ中の者が7名います。

内訳は

中3・・・2名

高1・・・2名

高2・・・3名

12年間塾をやっていて、同時期にこれだけの塾生が英検の上から二番目の級を受けるというのは初めての事です。

最近新装した塾のパンフレットにもまとめているのですが、年を追うごとに英検は低年齢で上位級を受験し、そして合格者も増えています。おそらくこの傾向は今後も続くと見込んでいます。

以前はどうだったかというと、例えば自分が大学受験などをした頃(1990年代)には、ものすごく英語が得意なごく一部の生徒だけが準1級受験までこぎつけていました。

英検受験者の圧倒的多数を「中高生」が占めているのが現状

こうした低年齢化の現象は、この地域密着型のEigojuku英語塾だけでなく、おそらく全国的な現象であろうと仮説を立て、ちょっとデータを集めてみました。

まず、英検の公式データから2024年の英検受験者の年齢層に関するデータがあったので、それをもとにグラフ化しました。

2024年の英検受験者の年齢層分析

2024年の英検受験者の年齢層分布を示すグラフ。水色(小学生以下)、紫(中学・高校)、赤(大学、310万人)、オレンジ(その他、41.4万人)、緑(合計、450万人)の5色の棒グラフを日本語で表示した3D棒グラフ。.

2024年の英検受験者の年齢層分析

2024年の実に約70%が中学・高校生であるという事実が判明しました。次に多いのが「その他」となっていましたが、おそらくが実質「社会人」と読み替えていいと思います。そして、その次が「小学生以下」となります。

仮に、小学生以下の児童と、中学生・高校生を合計すると、英検受験者の実に「80%以上」を占めているのです。

近年も上昇し続ける英検受験者数

実は、英検の年間受験者数は近年も上昇を続けています。下のグラフはやはり英検の公式ページのデータから作成したものです。

英検受験者数の推移。左側に2020年から2024年までの日本語表記、右側に2020年(370万人)、2021年(410万人)、2022年(420万人)、2023年(450万人)、2024年(450万人)の数値を記した横棒グラフ。各バーは年ごとに長くなっている。.

英検の年間受験者数の推移

2020年の年間受験者数が約370万人だったのが、2021年にはついに400万人を超えます。以降も年間で400万人以上の受験者数を維持して上昇を続けていることが分かります。

低年齢&上位級の傾向が出てきた理由

冒頭に挙げた低年齢化&上位級合格率上昇の背景について、私なりの分析です。英検の受験人口自体が増えていて、しかも中心となる層が中学生・高校生に集中しています。人口が増えれば、それに対する優秀な子の比率も増えるため、中高生で英検準1級まで受験できる子、そして実際に合格できる子の数は過去と比べると相対的に増えているのだと思います。

英検準1級取得のメリット:難関大学受験への布石

それでは、英検準1級を中高生が目指すメリットとはなんでしょうか?私が考えるのは、次の2点です。

  1. 受験で英検のスコアを優遇する大学が増えている
  2. 難関大の一般入試の準備として有効

1. 英検が利用できる大学の増加

まず、受験で英検の合否やスコアを入試に利用する大学の数は近年目立って増えてきています。2級以上、または準1級以上が対象になるケース、あるいは合否ではなくスコア換算したものを求めてくるケースもあります。入試そのものが多様化し、一般入試以前に推薦入試や総合型選抜(AO入試)を検討する高校生も増えています。また一般受験も多様化し○○方式といった、いくつもの受験パターンが準備されていることが普通となってきました。

2. 難関大受験を「現役合格」したいなら高2までに準1級を!

そして、難関大合格を一般受験で目指す高校生にも英検は大いに役に立ちます。しばらく前から「現役合格志向」は顕著ですが、年を追うごとにこの傾向は強くなっているように感じます。以前であれば、難関大を目指すなら浪人も覚悟しているという高校生は一定数いたのですが、最近ではかなり減った印象です。浪人を覚悟して受験に臨むのは「医学部」を狙っている高校生ぐらいかもしれません。

英検は自分の英語力を知るものさし

そうした状況の中、英検の利用価値は上がっているように思います。それは、英検は級が細かく明確に分かれているため、学校の定期テストよりも自分の現在の英語力を知る目安となり易いからです。大学受験というは、何も高校3年生から始まるわけではなく、早い人では高校1年や、それ以前から強く意識して準備をしています。つまり、数年に渡る長丁場のレースでは、マラソンと同じように「ペースメーカー」が必要なのです。そして、英検は英語力の進捗状況を知るペースメーカーとして最適と言えるでしょう。おそらくこれが、英検受験者の大半を中高生が占めている理由だと思います。

そして、難関大学の一般受験を現役合格で狙うならば、高2までに英検準1級を合格するプランを立てておくことをお勧めします。

英検準1級の語彙と長文読解は難関大受験の練習になる

英検という試験は問題自体は非常に素直な作り方がされており、いわゆるひっかけ問題のようなものがありません。それに対して、大学受験というのはひっかけ問題の宝庫です。特に難関大学の入試問題ではいわゆる難問奇問が出題されることもあります。

英検準1級合格に必要な語彙力と長文読解力は、そうした難関大学の入試問題へ移行する準備段階として捉えることができます。注意して欲しいのは、英検準1級に合格したからと言って、志望する難関大学の入試が楽勝になるわけではないということです。大学受験はもっと巧妙で難解な問題が出題されます。自分の志望校の過去問を解いて、十分に出題傾向を分析し個別の対策を練る必要があります。

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