aが入る英単語、eが入る英単語が統計的に多いという証拠なのかもしれません
こんにちは
紙の辞書というのは使っていると味が出てくるものですが、電子辞書も使い込むと愛着がわいてきます。
10年来使っている私の電子辞書もご覧のように貫禄がでてきました。
そこで、気付いたことがあるのですが、それは文字盤の特定の文字だけが消えかかっているということです。
例えばSの左隣は完全に消えていますが、これはAのボタンです。
その下段のZの左隣もほぼ消えていますが、これはシフトキーです。
上段のWとRの間はかろうじて原形をとどめていて、これはEのボタンです。
それ以外の文字盤はまだ文字が完全な状態で残っていて、特にZ,X,V,Jのボタンは手垢もあまりついてなく綺麗な状態です。
ボタンの文字の消失は使用頻度と相関関係が深い
当然ですが、これはそのボタンの使用頻度と関係があります。10年の間、ほぼ毎日使っていた電子辞書なので、押すたびに文字が摩耗して消えていったのです。
つまり英単語ではAとEの文字を含む単語が多いということになります。逆にZ,X,V,Jを含む単語は少ないのでしょう。
シフトキーがほぼ完全に消えているのは、私が例文検索を多用するからです(私の電子辞書では例文検索はシフトキーを押す設定になっています。)
以前、この話をSNSで取り上げたところ、私の通訳学校時代の知人も自分の電子辞書はAとEが消えているとコメントをくれました。
試みに手元にあったジーニアス英和辞典第3版を取り出してみて、側面を見てみました。
aとeは語頭に来るよりも、語中に入ることが多いのか?
すると、ご覧のようにAやEから始まる単語はそれほど多くありません。むしろEから始まる単語は少ないほうです。そして、S,C,Pで始まる単語の数が多いことが分かります。
するとAやEの文字は頭文字でなく、単語の途中にでてくることが多いのだと推測できます。Eは語尾に来ることも多いでしょう。
この問題については、その後、客観的な検証の仕方が分からず、曖昧なままです。
英語には約60万語以上の語彙があると言われているので、正確に検証するのはやや骨の折れる作業です。
と、ここまで書いて、よっとヒントになるサイトを見つけました。
Wikipediaの「頻度分析」
Wikipediaで「頻度分析」という記事が、どうも私の疑問にある程度答えているかもしれません。
記事によると、
”英語においては、普通文ではe、t、a、o、i、nなどの順で頻出する文字として知られている。逆にj、k、q、x、zなどは頻出しない傾向がある。”
という一節を見つけました。
正確な抽出方法など明記がないのですが、また「普通文」というこれまた定義が曖昧な限定条件付きなのですが、eとaは頻度では上位に入っていることが確認できます。
どなたか正確な知識をお持ちの方がいたら、ご連絡いただけると幸いです。