こんにちは
今日は普段から英語力を上げる環境作りについて。
最近は少しずつ変わってきているかもしれませんが、私が高校生や大学生くらいのときは留学すれば英語は身につくという「留学信仰」とも言えるような考え方が普通でした。
しかし、その後の人生で留学して帰ってきても片言の英語を話すレベルで終わってしまっている多くの人たちに出会いました。
確かに留学は多くの英語に触れる機会を与えてくれますが、英語を身に付けるためにはその機会を十分に生かす「努力」をすることのほうが何十倍も重要なのではないか、結局は勉強量で決まるのではないかと考えるようになりました。
それでは、本来「留学」することによって得られるメリットを日本で得る方法はないのだろうかと冷静に考えてみたのです。留学をすれば「生の英語」に触れられるから「本物の英語」が身につくんだ、などと良く言われます。
それでは、よく言われる「生の英語」ってなんでしょう?おそらく、「日常生活でそこで生まれ育った人たちが使っている英語」という意味ではないでしょうか。
そして、「本物の英語」とはなんでしょう?おそらく教科書に載っているやや不自然な会話例ではなく、やはり「日常生活で良く使われる自然な英語」という意味でしょう。
それでは、それらの「日常的な英語」は留学しなければ絶対に知ることも身に付けることもできないものでしょうか。確かに、留学をして現地で友達を作り、その友達との自然なやり取りの中から学ぶことは非常に多いと思います。友達でなくても、ホストファミリーや学校の先生でもいいと思います。そして英語学習のモチベーションを維持するためにも、そうした経験が非常に重要であることは否定し得ない部分があります。
そうした部分を認めつつも、留学をしないでも留学をした場合と同じような効果を日常に取り入れる方法はあるはずです。
一言で言えば、日常生活で目にするもの、耳にするもの、考えたことを英語に変えていくという方法です。
例えば、
1.テレビはニュース、ドラマ、リアリティーショーなど全て英語のものを見る。
2.毎日立ち上げるパソコンの初期画面をアメリカのYahooに変える。
3.電車の中で読む新聞を英字新聞に、小説を英語の小説に変える。
4.携帯電話の表示を英語の表示にする。
この1~4までが「生の英語」に触れることになります。
5.ふと、思いついたフレーズや考えを頭の中で英語に翻訳してみる。
6.twitterやfacebookを英語で書いてみる。
7.毎日、英語で日記をつける。
8.スカイプで英語を話す。(相手は友達でもオンライン英会話の先生でもいいです)
5~8までは自分から発信していくことになります。
他にも変えようと思えば変えられる生活の場面はあるかも知れません。
また、これら全部を一辺に実行すると大変かもしれないので、無理なく出来るところから自分の生活を「英語化」していくのもいいでしょう。
ちなみに私はの場合は、
1番目~3番目は日常的に実践しています。いまでは、それが普通です。パソコンのYahooの画面などはヘッドラインだけ見ているだけでも新しい単語を覚えることができます。
4番目の携帯電話は以前やっていましたが、機能が限定されているのでしばらく使うと全て覚えてしまいます。
5番目と6番目は時々やっている程度です。
7番目は以前やろうとしましたが、習慣化できませんでした。毎日、決まった時間に文章を書くのは社会人には難しいかもしれませんが、学生ならばトライしてみたらどうでしょう。
8番目はオンライン英会話を時々やっています。格安なのでそれほど費用は掛からないし、ネイティブの友達がいればスカイプ自体は無料なので実質タダでできます。
まとめると、留学をしないでも生の英語に触れる機会はかなり確保できると思います。自分から英語で発信する機会は意識的に作っていかないと、なかなか十分に確保できないかもしれません。