強調されているものが「疑問詞」の場合の「語順」に注意!
こんにちは、久しぶりに間違え易いポイントです。
今日取り上げるのは、疑問詞の強調構文です。
去年の12月に強調構文の基本について書きましたが、今日はその応用編で疑問詞を強調する場合。よって中学生は対象にならないので、「高校生の間違え易いポイント」としてまとめます。
以下に、分かり易くするため段階的に説明します。
1. まずは、普通に疑問文を作る
まず、普通に疑問文を作ってみます。
What prevented your team from participating in the soccer tournament?
「どうして君たちのチームはそのサッカーのトーナメントに参加できなかったんだ」
2. It was~that~の強調構文に当てはめる
そして、強調構文の基本である it is ~ that の枠組みを上の文に組み込んでいきます。「~」の部分に強調したい単語を入れるのでしたね。すると、以下のようになります。
It was what that prevented your team from participating in the soccer tournament?
はい。しかし、このままでは疑問文として語順がおかしいですね。注目すべきは前半のパートです。
3. 語順を整える
It was what ~ となっていることに注目。動詞はbe動詞が使われていて疑問詞がある。
つまり、 What was it?
「それって何だったの?」
という語順にならなければいけません。
ここでは疑問文の作り方の基本通り、be動詞の疑問文はbe動詞と主語を入れ替える。そして、疑問詞は文頭に置く。
そして、全体を書いてみると、
What was it that prevented your team from participating in the soccer tournament?
「いったい全体どうして君たちのチームはそのサッカーのトーナメントに参加できなかったんだい?」
というのが正解です。
今、順番を追って説明したのでそれほど難しく感じなかったかもしれませんが、これが並べ替え問題などで出題されるとほとんどの高校生がお手上げ状態になります。
2025/4/28
高校生が間違え易いポイント⑪【日本語的発想を利用した英語のひっかけ】
高校生レベルのよくあるひっかけ問題 こんにちは むちゃくちゃに暑い日が続いてますね。 ブログもしばらく更新が途絶えていました。 今日は日本語と英語のギャップを利用したひっかけ問題について。 単語レベル的には高校生ですね。 英語をまだ十分に修得していない段階では、英文を考えるときに日本語を参照しながら解釈していくのは自然だと思います。本来なら英語は英語のまま理解するというのがいいのですが、中学生から英語の勉強を本格的に始める多くの日本人にとっては限界のある勉強法です ...
ReadMore
2025/4/28
中高生が間違え易いポイント⑩【名詞の複数形の-sの発音は「ス」か「ズ」か】
名詞の複数形の発音が「ス」か「ズ」で迷う人のために こんにちは 中高生が間違え易いポイントの10回目です。 今日は名詞の複数形の作り方を整理します。 非常に基本的なことで中1で習うのですが、これが意外と複雑で高校生や大人でも正確に覚えている人のほうが稀かもしれません。 それでは、さっそく始めます。 ポイントは語尾が「無声音」か「有声音」か まず、名詞の複数形は「規則変化」と「不規則変化」がありますが、今日取り上げるのは規則変化のほうだけ ...
ReadMore
2025/4/28
高校生が間違え易いポイント⑨【疑問詞の強調構文】
強調されているものが「疑問詞」の場合の「語順」に注意! こんにちは、久しぶりに間違え易いポイントです。 今日取り上げるのは、疑問詞の強調構文です。 去年の12月に強調構文の基本について書きましたが、今日はその応用編で疑問詞を強調する場合。よって中学生は対象にならないので、「高校生の間違え易いポイント」としてまとめます。 以下に、分かり易くするため段階的に説明します。 1. まずは、普通に疑問文を作る まず、普通に疑問文を作ってみます。 ...
ReadMore
2025/5/12
中学生が間違え易いポイント⑨【動詞でも名詞でも使える単語】
中学生が意識していない英文法 こんにちは。 しばらく中高生が間違えやすいポイントとして、中学生と高校生をまとめて書いていました。今回は、久しぶりに中学生限定で間違えやすいポイントです。 昨日の雪はすごかったですね。 新成人の方たちはあいにくの成人式でした。 動詞でも名詞でも使える単語に注意 さて、ここで雪に関する英語の表現について一言。 「昨日は雪がたくさん降った」という文章が中学生が使う問題集などによくでます。例えば、書き換え問題など ...
ReadMore
2025/4/28
中高生が間違えやすいポイント⑧【時制:過去完了】
誰もが一度は間違える「過去完了形」の使い方 今日のポイントは過去完了です。 前回の強調構文も今回の過去完了も中学生では習わない人のほうが多いかもしれません。 従って、主に対象は高校生となります。 実際に教えていて英語の時制の理解で生徒たちが一番苦労しているのが、この過去完了です。図などを使って丁寧に説明をすれば、一応、その場では理解できるようなのですが、しっかり身に付くまでにはかなり時間がかかる場合が多いです。 過去完了形は「過去のある時点」に視点が ...
ReadMore