強調されているものが「疑問詞」の場合の「語順」に注意!
こんにちは、久しぶりに間違え易いポイントです。
今日取り上げるのは、疑問詞の強調構文です。
去年の12月に強調構文の基本について書きましたが、今日はその応用編で疑問詞を強調する場合。よって中学生は対象にならないので、「高校生の間違え易いポイント」としてまとめます。
以下に、分かり易くするため段階的に説明します。
1. まずは、普通に疑問文を作る
まず、普通に疑問文を作ってみます。
What prevented your team from participating in the soccer tournament?
「どうして君たちのチームはそのサッカーのトーナメントに参加できなかったんだ」
2. It was~that~の強調構文に当てはめる
そして、強調構文の基本である it is ~ that の枠組みを上の文に組み込んでいきます。「~」の部分に強調したい単語を入れるのでしたね。すると、以下のようになります。
It was what that prevented your team from participating in the soccer tournament?
はい。しかし、このままでは疑問文として語順がおかしいですね。注目すべきは前半のパートです。
3. 語順を整える
It was what ~ となっていることに注目。動詞はbe動詞が使われていて疑問詞がある。
つまり、 What was it?
「それって何だったの?」
という語順にならなければいけません。
ここでは疑問文の作り方の基本通り、be動詞の疑問文はbe動詞と主語を入れ替える。そして、疑問詞は文頭に置く。
そして、全体を書いてみると、
What was it that prevented your team from participating in the soccer tournament?
「いったい全体どうして君たちのチームはそのサッカーのトーナメントに参加できなかったんだい?」
というのが正解です。
今、順番を追って説明したのでそれほど難しく感じなかったかもしれませんが、これが並べ替え問題などで出題されるとほとんどの高校生がお手上げ状態になります。