こんにちは
今日は個別指導にてTOEIC対策をしているA子さんを例にとりスコア変遷のケーススタディーを試みてみます。
入塾したのが約1年前の大学3年生の時。県内の某大学で理系女子です。将来を見据えてTOEICスコア上げておくことが目標で入塾しました。
入塾時のスコアが760点、入塾して約3カ月後に受けたスコアが825点でした。その後さらに約5か月後に受けたスコアが840点。さらに約2か月後にスコアが855点。その1か月後のスコアが860点。さらにその1か月後のスコアが880点でした。
つまり、
760点(入塾時)→825点(入塾3ヶ月後)→840点(入塾8ヶ月後)→855点(入塾10ヶ月後)→860点(入塾11ヶ月後)→880点(入塾1年後)
一般的にスコアが高くなるにつれて、得点の上昇率は鈍化してきます。つまり、300点が600点になればスコアは2倍ですが、760点が880点に上がっても約1.15倍の上昇に過ぎません。
得点だけを見ると300点を倍の600点にしたほうがインパクトが大きいですが、300点→600点にすることが必ずしも760点→880点にすることより努力が必要とは限りません。
個人的な感覚としては、むしろ、高得点圏での20点、30点アップを目指すほうが大変な場合もあると思っています。
そして、TOEICで高得点を目指す多くの人が900点を目前にしてそこをなかなか超えられない「900点の壁」を経験しています。
この生徒さんの場合も、まさに「900点の壁」を感じている最中だと思いますが、勉強を継続すれば必ずブレイクスルーが訪れます。
追記:A子さんですが、その後2018年4月のTOEICテストで935点をマークし、ついに900点の壁を突破しました。入塾から約1年4カ月での達成です。(2018年5月5日加筆)