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ethnocentrism:語源で覚える英単語

2012年11月11日

語源で覚える英単語

こんにちは。

 

最近、訳もなくethnocentrismという単語が頭の中に浮かんできます。
難しい単語ですが「民族中心主義」という意味です。
朝聞いた曲がその日ずっと頭の中でリピートしてくるように、この単語がここ数日頭に浮かんできます。
自分でもまったく意味が分かりません。

 

この単語はethno-とcentrと-ismという三つのパートからできています。
ethno-は「民族」を意味し、centrはcenterつまり「中心」を意味し、-ismは「~主義」を意味します。

 

私が大学受験をする受験生によく言うことは、こういう難しい単語ほど漢字の偏(へん)と旁(つくり)を覚えるように部分に意味があって、それをつなげて考えるんだということです。

 

今日はここから少し踏み込んで、私が「おや」と思ったことなのですが、真ん中のcentriの部分です。

 

centという綴りはラテン語由来で「百」を表します。

 

例えばcentury「世紀」は百年です。
centipedeは「ムカデ」。足が百本くらいありそうに見えることからこの名称がついています。
ちなみにpedeが「足」を意味していて、pedestrian「歩行者」にも見られます。

 

ということで「おや」と思ったのは、「中心」を表すcentr(center)と「百」を表すcentの間には何か関係があるのだろうかということです。

 

結論から言うと、どうも関係ないらしいです。

 

centerはラテン語ではなくギリシア語のkentron(先端、円の中心点)から派生しているらしく、二つの単語は根っこが違うようなのです。

 

英語のようにその言語が発展していく過程で複数の言語を取り入れていると、異なる言語が結果的に同じような綴りになってしまう偶然があるのだなと思う次第です。

 

英語は語源に遡ると、興味の尽きない面白い世界が開けますよ。

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