こんにちは。
今日は、英語学習者が間違えやすい問題について解説したいと思います。具体的には、英語の動詞「drown」の意味についてです。この動詞の意味を正確に理解することが、問題を正しく解く最初の鍵となります。
問題
She is alive! She ( ) but her father saved her.
1. drowns 2. has drowned 3. was drowning 4. drowned
まず、問題と選択肢を見てみましょう。選択肢には「1. drawns」「2. has drowned」「3. was drowning」「4. drowned」があります。多くの学習者が2番や4番を選ぶ傾向にありますが、これらは間違いです。問題の文脈を考えると、彼女は「溺れていたが、父親が助けた」となっています。
ポイント①動詞drownの意味を正確に理解していること
この問題のポイントは、「drown」という動詞の正確な意味を知っているかどうかです。多くの人が「溺れる」と覚えていますが、実際には「溺れて死ぬ」という意味まで含まれています。このニュアンスを理解することが重要です。
英和辞典を使って意味を確認することが多いですが、英英辞典を引いてみると新たな発見があります。例えば、私の手元にある英英辞典では、「To die because you have been in water too long and cannot breathe」と定義されています。つまり、「長時間水中にいて呼吸ができずに死ぬ」という意味です。
この定義を踏まえると、現在完了形や過去形では「完全に死んでしまっている」ため、助ける余地がありません。現在形も普段行われることを意味するため、状況が分かりにくくなります。
ポイント②何かの「終点」に向かう動詞が進行形で使われた場合
正解は3番の「was drowning」です。進行形は「溺れかかっている」という状態を表します。この状態は、まだ助ける余地があることを示しています。動詞「stop」や「die」などの進行形では、動いているものが「止まる」、生きているものが「死ぬ」と、どちらも何かの「終点」に向かっている動作や状態の変化を表しています。こうした場合、その「終点」の状態に少しずつ近づいていることを意味します。
この問題を解くためのポイントは、「drown」という動詞の意味を正確に理解することに加えて、上記の進行形の意味を理解していることです。これにより、文脈に矛盾が生じず、正しい選択ができます。
このように、英語学習においては、動詞の意味を深く理解することが非常に重要です。これが、問題を正しく解くための鍵となります。
それでは今日はこれで終わります。
保護者の方は授業でこんな感じの解説しているんだなと思ってください。