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中高生が間違え易いポイント③【間接疑問文】

2012年11月16日

間接疑問文の語順に注意

今日も中高生が間違え易いポイントを合わせて書きます。

 

内容的にも疑問文の語順に関することで、今日は間接疑問文を取り上げます。

 

間接疑問文とは主に疑問詞が導く節が主節の動詞の目的語にくる疑問文です。

 

こう書くと難しいですね。

 

具体的に見ていきます。

 

When will he come back?

 

というのは普通の疑問文ですよね。だから助動詞のwillと主語のheが反転しています。

 

しかし、

 

I don't know when he will come back.

 

と書くと間接疑問文になります。

 

文全体としては疑問文ではありません。文の最後にクエスチョンマークもありません。しかし疑問詞が文の間にきちんと使われていて「彼がいつ戻るのか私は知りません」という文になっています。

 

文全体の構造を見てみるとIが主語、don't knowが動詞、when~backが目的語とSVOの第3文型になっています。間接疑問文というのは、このように疑問詞が導く節が文の要素として間に入り込むのですが、語順に注目してください。

 

heとwillの位置が反転していません。

 

ここがポイントなんです。

 

普通の疑問文ではdoやdoesやwillやcanやbe動詞が主語の前に来るのですが、間接疑問ではそれが起こらないのです。

 

それではここで、この間接疑問文全体を疑問文に変えてみます。「彼がいつも戻ってくるか知っていますか」を英語にすると。

 

まず、疑問文を作るときはそれがyes/noで答えられるか考えるんでしたね。

 

この文は?

 

答えられます。「はい、知ってますよ」「いいえ、知りません」という応答が可能です。

 

つまり、文頭に疑問詞は来ないんです。

 

正解は、

 

Do you know when he will come back?

 

です。

 

それでは「彼はいつ帰ってくると思いますか」はどうでしょう。

 

これはyes/noでは無理なんです。「はい、思います」「いいえ、思いません」では答えになりません。

 

だから、文頭には疑問詞が来るんです。

 

When do you think he will come back?

 

が正解です。

 

英作文をさせると下のパターンでミスが多いです。
なぜか、語順がより複雑になるからです。

 

それでも、基本通りですよ。
ここに書いたように、基本通りでいいんです。

木製ブロックに書かれた「POINT」、背景に緑の葉が飾られたエレガントなデザイン。

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