英和辞典にはない英英辞典のメリット
こんばんは。
みなさんは英英辞典を使ったことはありますか、それとも今現在使っていますか?
Facebookページのほうで「Eigojuku英語塾の本棚から」というタイトルで塾にあるおススメの本を紹介しているのですが、今日はこちらのブログから一冊紹介してみようと思います。
私が大学生の頃はまだアマゾンのようなインターネットで本を買うことが一般的ではありませんでした。だから、大型書店や専門書店の洋書コーナーという限られた場所でしか手に入れることができなかったのです。
英英辞典もそうでした。日本で流通している英英辞典はここで紹介するOxford Advanced Learner's Dictionaryとロングマンから出版されている英英辞典の二冊がほぼ定番でした。
それで、学生の頃に大学の先生に英英辞典は何がいいですかと聞くと、ほぼ決まって先生方が推薦してくれるのがこのOxford Advanced Learner's Dictionaryでした。
確かに使いやすい辞書ですが、現在はインターネットで簡単に様々な英英辞典が購入できるので、これに限らずご自身の使いやすいものを選んだらいいと思います。
英英辞典を使うメリットはいろいろあります。
まず、よく言われるように語彙力増強です。英語の意味が英語で書かれているので、自然と英単語の知識が増えます。これは特に中級の英語学習者に言えることです。ここで言う中級は、英検2級くらいと思ってください。つまり、頑張れば英英辞典を使いこなせるレベルです。
しかしながら、上に挙げたようないわゆる「学習辞書」として出版されている英英辞典は収録語の定義に使う語彙数が制限されているため、上級者になると辞書の説明文から新しい単語を覚えるケースは減っていきます。
もうひとつのメリットとしては、英語の感覚がつかめることです。英語でこの言葉を説明すると、こういう言い方になるのかと理解できるのです。これは会話などで、未知の単語を説明する際や、思い出せそうで思い出せない単語を、「こういうの英語でなんて言ったっけ」とネイティブに質問する力にもなります。
それ以外にも、知らない単語に出会う度に英英辞典を引いていれば、それだけ英文を読むことにもなるので、読むスピードもついてきます。
さらに探せばいろいろな他のメリットがあると思います。
とにかく私はこの10年くらいは、ほぼ英英辞典しか使っていないのではないかというくらい英英辞典を使います。過去を振り返れば、大学生の頃は英和と半々くらいか、英和のほうが少し多かったかもしれません。
とにかく、ぜひ英英辞典使ってみてください。きっといろいろな発見があるはずです。