こんにちは
現在、集団のTOEICコースは2クラスあるのですが、どちらもテキストは公式問題集のvol.4を使っています。
理由としては、やはり問題の質です。他の市販の問題集に比べて問題のレベルにぶれがありません。つまり、本番の試験を作っているETSが作成した問題なのでクオリティーが本試験と同じといっていいでしょう。
それでは他の市販の問題集はどうかというと、私見では全般的に本試験よりもやや難しめの問題集が多いように感じています。もちろん、それらの問題集もTOEICの形式になぞらえて傾向を分析したうえで作られているものが多いので対策本としては有効です。しかし、「最初の一冊」としては公式問題集の右に出るものはないでしょう。
それでは実際の授業はどのように進めているかを少しご紹介します。
まず、リーディングパートとリスニングパートを交互に扱っています。
例えば、リーディングのPart5から始めたとしたら、40問の解説が終わったところでリスニングのPart1へ移ります。Part1の10問の解説が終わったら、次にリーディングのPart6へ移ります。そして、Part6の12問が終わったところで、リスニングのPart2へ。Part2の30問が終わったら、リーディングのPart7のシングルパッセージ問題。Part7のシングルパッセージ28問が終わったら、リスニングのPart3へといった具合です。
問題はすべて実際に解いてもらって、一問ずつ解答のポイントを明確にしながら解説していきます。各パート別の問題の傾向やTOEIC頻出の単語、またその言い換えとなる単語なども逐一触れていきます。リスニングに関しては、何度も繰り返し音声を聞いてもらい、聞き取れた文章を口頭で再現してもらいホワイトボードに文章を書き起こしていきます。
TOEICは試験対策本が非常に多く出版されていて、解答テクニックが先走る傾向もありますが、結局は英語の試験なので基本的な英語力をあげることがもっとも大切です。単語を覚えて、文法の知識を磨き、繰り返し繰り返し英語に触れる以外に上達の道はありません。