国際教養大学のエッセイについて

2014年5月28日 水曜日  カテゴリー: Eigojuku英語塾の指導法

こんばんは

 

国際教養大学の英文エッセイ試験で合格できるレベルの英文を書くためには、いったいどれくらいの英語力が必要なのか。これは受験を考えている高校生や浪人生にとっては、なかなか正確に把握しづらい部分かもしれません。

 

それはこの大学の入試が他の大学と著しく異なるために、比較の参考となる同レベルの材料が身近に見つけづらいからです。

 

対策としてはTOEFLのライティング向けテキストや英検1級のエッセイ対策などを手本に勉強を進める人が多いと思います。目指すレベルとしてはこれらの対策で間違っていないと思います。

 

しかし、一人ではなかなか思うように勉強を進められないのも事実でしょう。果たして自分の書いた英文は文法的にあっているのか、または効果的に自分の考えは表現できているのか、前後の文の繋がりは不自然ではないか、エッセイ全体としての完成度はどうか、などなど、様々な不安がよぎることでしょう。

 

Eigojuku英語塾では、実際、去年二人の国際教養大志望の受験生を指導しました。一人はセンター試験はほぼ満点でTOEICも約900点のスコアをもっていました。純粋に日本で育った人でした。もう一人はセンター試験はリスニングを含めて満点で小さい頃からアメリカで育ち英語はペラペラの人でした。二人とも日本の英語教育の水準からすると非常に優秀な生徒でした。しかしながら、結果は二人とも残念なものとなってしまいました。二人とも3カ月弱という短期決戦でしたが、この二人の指導を通して感じたことは、この大学は日本の大学受験の英語レベルで考えていては合格できる大学ではないということです。

 

国際教養大学の受験を考えている高校生、浪人生はおそらく英語が得意な人たちだと思います。しかし、この大学を受験するにあたっては、むしろ自分ができることよりもまだできないことに意識をもっていったほうがいいでしょう。なぜなら、英語が得意という自覚がありながら英作文が苦手な人の一般的な特徴は、それまでに英語で文章を書いた経験が非常に少ないということにあるからです。

 

これは当たり前と言えば当たり前のことで、たとえば、日本人の高校生が日本語で小論文を書くときのことを想像してみれば分かりやすいと思います。日本人ならば、当然、日本語が母国語なのですが、母国語だからといって誰もが素晴らしい小論文を書けるでしょうか。以前、日本語で小論文も指導していた私の経験からすると、初めからまともな小論文が書ける高校生などほとんどいません。大多数が母国語ですら論理的な文章が満足に書けないものです。

 

母国語ですらそのような状況なのに、あくまでも日本の大学受験レベルで考えたときに「英語が得意」な生徒が、いきなり英語でまともな小論文など書けるはずがないのです。

 

それでは、自分の考えを相手に分かりやすく論理的な文章として構成できるようになるために、どれくらいトレーニングが必要なのでしょうか。これは個人差がある問題なので一概に言うことができません。しかし、私が自分の指導を通して経験してきた感触からすると6カ月~1年はあったほうがいいと考えています。文章力というものは短期的には伸びづらいものです。母国語ですらそうなので、外国語では尚更でしょう。

 

そして、合格できるレベルの英文エッセイを目指すのであれば、英語の文法的な間違えに注意がいってしまうレベルではなく、より内容的な部分で英文の吟味ができるレベルまで高めておく必要があると思います。

 

Eigojuku英語塾での国際教養大学対策の指導ではDebatabaseというディベートのサンプル集(写真)を使います。(それ以外にも英検1級のエッセイ過去問などを適宜使います。)

 

debatabase_1

 

内容的には様々な現代的トピックに対して賛成の立場と反対の立場でサンプルとなる議論が書かれています。もちろんすべて英語です。

 

debatabase_2

 

例えば、GLOBAL WARMING 「地球温暖化」についてや CORPORAL PUNISHMENT「体罰」の是非についてなどです。本番ではさらにひねった問題がでてくる可能性もあるので、なにが出題されても自分なりの解答を組み立てられる柔軟な英語力と問題処理能力を鍛えておく必要があります。

 

debatabase_3

 

Debatabaseの第6版

 

英検1級の英作文問題集

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