オックスフォードと双璧をなす伝統
注意ポイント
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今日は辞書のご紹介です。
英国のケンブリッジ大学出版から出ている上級学習者向けの英英辞典です。標準でCDが付属しているのでパソコンにもインストールできます。
私のおススメの理由は二点
まず、二色刷りで見やすいことです。目に優しいブルーで見出し語を、黒で解説文をという構成です。
二点目は特に私が気にいっているところですが、多義語の定義が意味ごとに見出しになっていることです。
どういうことかというと、例えば、先日カタカナのコーナーで取り上げた smart という単語があります。これを普通の辞書で引くと smart という見出し語はひとつだけで、その中に小見出しとして1. 2. 3. 4.・・・とそれぞれの意味が定義されています。
しかし、この英英辞典では意味ごとに smart が見出し語で表示されているのです。形容詞だけで smart は三つ、動詞としてひとつ、計四つの smart が載っているのです。また各見出し語の横にはそれぞれの意味が四角で囲まれているので、大変分かりやすいです。
最初にこの辞書を手にとったのはもう8年くらい前のことですが、その画期的な編集方針にうなったものです。学習者の視点で編集に配慮した結果なのだと思います。
Cambridge Advanced Learner's Dictionary, Cambridge University Press, 2003