motormouthはmotor+mouth、つまり「モーターが付いた口」
こんにちは
先日、ポール・オースターの小説を読んでいたら、motormouthという単語が出てきました。文脈からも単語の字面からもすぐに意味は分かったのですが、「おしゃべりな人」ってことですね。
でも、このmotorにmouthがついているのが、機械仕掛けのロボットかなんかが機関銃のようにしゃべりまくるイメージが浮かんできて妙に気に入ってしまいました。
カタカナでいうところの「マシンガントーク」に近いですね。
この「マシンガン・トーク」は正式な英語ではないので、ネイティブには使わないほうがいいです。
他の「おしゃべり」を表す英語表現との比較
「おしゃべり」という意味だと、talkativeという形容詞が良く使われますね。
「彼女はおしゃべりだね」というのに、
She is talkative.
と言ってもいいし、動詞にtalkをもってきて
She talks a lot.
と言ってもいいわけです。
しかし、このmotormouthは名詞なので、
She is a motormouth.
となるわけです。
ほかにも同じ意味で、
loquacious
という形容詞も時々見かけます。
小説を読んでいると、いろいろな単語に遭遇しますが気になった単語だけでもしっかり調べて知っている単語と関連付けたり、言い換えたりしてみると語彙力増強に役立つと思います。
その他の表現
他にも調べてみると以下のような表現もありました。
- Rapid-fire speech/talk(弾丸のような速さの話し方)
- Talking a mile a minute(非常に早口で話す)
- Nonstop talking(止まらない話)
fireは「弾丸を打つ」の意味があるので、立て続けに言葉が弾丸のように口から出てくる感じがします。先ほど挙げたカタカナの「マシンガン・トーク」のイメージと同じですね。
Talking a mile a minuteは面白い表現で、直訳すると「1分で1マイル分話す」といった感じでしょうか。
Nonstop talkingは日本人に分かり易い表現かもしれません。とにかく、話が止まらないのです。