「フィナンシャル」か「ファイナンシャル」か

2013年7月17日 水曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは

つい先日ご紹介したLongman Pronunciation Dictionaryですが、今日も自分にとって新たな発見がありました。

以前から気になっていた単語の発音でfinaceとfinancialがあります。

まず、名詞のfinanceは2音節語です(fi⋅nance)。辞書によると第一音節にアクセントがくる場合と第二音節にアクセントがくる場合があるようで、それぞれ発音が微妙にことなります。第一音節にアクセントがあれば「ファイナンス」とfi-の部分を「ファイ」と強く読みます。そして、第二音節にアクセントがくれば母音が少し優しくなって「フィ」や「ファ」に近い音になるようです。アクセントと母音の発音には密接な関係があります。

しかし、名詞を語尾活用して形容詞にすると2音節語から3音節語に変わり、financialとなります(音節構造はfi⋅nan⋅cial)。この場合、アクセントは通常、真ん中の第二音節に落ちるようです。アクセントがなくなれば、先程のfi-の部分は「ファイ」ではなく「フィ」や「ファ」という読み方になるのが普通かなと思います。実際にフィナンシャルというカタカナ語は良く見かけます。例えば、「みずほフィナンシャルグループ」など。

しかし、私自身はfinancialをずっと「ファイナンシャル」と読んできました。どうしてそのように定着したのかよく覚えていないのですが、とにかくずっとそう読んできました。そして、時々、身の回りのカタカナ表記を見て、これからは「フィ」という読み方に変えた方がいいのかな、と思いつつそのままで今日に至っています。

しかし、このLongman Pronunciation Dictionary(下写真)のfinacialの発音に関する統計結果によると、少なくとも1998年のイギリス英語ではなんと80パーセントほどがfinancialを「ファイナンシャル」と読んでいます。「フィナンシャル」という発音は18パーセントほどにすぎません。さらに年齢による分布もデータとして掲載があり(写真下段の折れ線グラフ)、「ファイナンシャル」と読む人は若年層に多いので、どうも最近の傾向らしいことが分かります。

アメリカ英語での調査が掲載されていないので、そちらも気になりますね。ひょっとすると「フィナンシャル」が多いのかもしれません。

いずれにしても、無理して今の発音を直す必要はないのかなと思ってます。

 

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