おはようございます。
最近は社会人のかたを午前中に個別指導でみているので、火曜と金曜は朝が早いのです。
表題のthrewはthrow「投げる」という動詞の過去形です。そしてthroughは「~を通って」という前置詞ですね。
この二つの単語の発音は全く同じなんです。
現在形のthrowもthroughと見た目の印象が似ていますが、threwは発音が全く同じ。こういう単語って英語を習い始めた頃とかによく混同してしまいますよね。実際に中学生などを指導しているとよく見られる間違いです。
ただ、ふと思ったのが初心者だけでなく、ある程度英語を身に付けた中級者や上級者でもthrewとthroughが全く同じ発音だと正確に認識している人ってどれくらいいるのだろうということ。
私はあまり意識したことがなかったのですが、ふとした切欠でそのことに気付きました。その時に思ったことが、それ以前はなんとなく「似た音」の単語だな~くらいで済ませていたなということ。
実はこうした小さな気付きは英語学習ではすごく重要だと思うのです。例えば英語を話すときに、この二つが似た音だけど少し違う発音だと思っていたら、この二語を区別するために発音に変化をつけようとするでしょう。こうしたことが続くと、その間違った発音が癖になりなかなか抜けなくなってしまうこともあります。
thewとthroughでは単語の後半の綴りが全然違うのに音がまったく同じなわけですが、英語ではこうしたことが頻繁に見られます。だから辞書を引くときは発音記号をチェックすることが非常に重要なのです。いちいち発音記号をチェックするのは面倒なようでも慣れてしまえばそうでもありません。
発音記号がよく分からないという方は、まずは正確な発音記号を覚えることから始めましょう。