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英語学習のヒント

sheep

2016年5月2日 月曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは

GWはいかがお過ごしですか?

私はマザー牧場に行ってきました。

ひつじの大行進というイベントがあって、140頭くらいの羊が一斉に飛び出してきます。

「羊」というと、日本人には日常的にはあまりなじみのない動物ですが、それにもかかわらず英語のテキストでは中1レベルから常連の英単語です。

さらに、「名詞」という単元では、「可算名詞」「不可算名詞」という、これまた日本人にはなじみのない概念を学習するために必ず登場する単語が”sheep”です。

基本的には「群れで動く動物は単複同形」と覚えますが、fishが単数でも複数でもfishとして使われるのは有名ですね。そして、魚が群れを成して「魚影」または「魚群」として泳ぐ様はテレビでもしばしば放映され、身近なところでは水族館で実物を見る機会があるかと思います。

しかし、英単語の学習機会としては同程度のsheepに関しては、羊の群れを実際に見たことがある日本人がどれくらいいるのかな、と常々気にしていたところです。

で、そんな英語講師ならではのこだわりが底流に流れていたもので、マザー牧場でひつじの大行進というイベントがあることをテレビで知って、「そんなに遠くもないし、いつか行ってみよう」と思ってました。

実際に行ってみた動画が下です。牧羊犬に追い立てられて一目散にもといた場所に戻っていく場面ですが、見事に群れになっています。これを「一塊」としてとらえてsheepと表現したのでしょうね。(ガラケーの動画にPCで編集したものです。一瞬です。)

sheep
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動詞の意味が似ているのに異なる前置詞を使うもの

2016年3月6日 日曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんばんは。

 

最近大学受験の問題教えていて、こういうのって紛らわしいな~というのがあったので、それをいくつか。

例えば、前置詞問題というのは日本人にとって紛らわしいのが多いのですが、特に動詞で意味が似ているのに一緒に使われる前置詞が違うものは要注意。

 

pay と spend はどちらも「お金を使う」という意味で使えますが、

pay  お金  for  買ったもの

spend  お金  on  買ったもの

という異なる前置詞が使われます。

 

大学受験の問題は意地悪なので、大体、前置詞の部分が虫食いで(         )になっていて4択の選択肢には、for と on の両方があったりします。

例えば、

At the store, she paid 50 dollars (           ) the new shoes.

1. on      2. with     3. in     4. for

とか

Most people spent huge money (        ) health and education.

1. for      2. by     3. on      4. at

みたいな感じです。

 

他にも

recover と cure は動詞でそれぞれ「病気から回復する」「病気を治す」という意味で使われます。微妙に意味は違いますが、こういう意味が極めて近い単語というのも要注意です。

人  recover from  病気

医者や薬や治療法  cure  人  of  病気

というパターンです。

 

例題を作ってみると、

The patient was cured (          ) pneumonia.

1. from     2. by     3. of      4. through

こういう問題などは思わず from 選びたくなったりします。

さらに、この問題をより難しくしている背景知識としては、

die of  病気

die from  怪我

という die の用法が of と from で使い分けられているからというのも無関係でないように思います。

さらに、of と from は、

out of  場所

from  場所

でどちらも「~から」(out of ~は「中から外へ」の意味)と訳すことができるので、なんとなく同じイメージで頭の中でとらえている場合が少なくないかもしれません。

英単語や英語表現はイメージ連鎖を使うと効果的に覚えられるのですが、そのイメージの連鎖を攪乱するようなものも存在するのです。

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Timbuktu

2015年9月21日 月曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

私が今読んでる小説はこれ。

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ポール・オースターのTimbuktuという小説です。

オースターの作品は大好きで、どれも原書で読んでます。普段、教えているテキストの英語や大学受験を含めた受験問題の英語は基本的にフォーマルなものが中心で、そういう英語ばかりに触れているとどうしても語彙に偏りができてしまうので、プライベートではときどき小説を意識的に読むようにしています。

この小説は犬が主人公で、犬の目線で物語が描かれています。日本でも夏目漱石の「吾輩は猫である」が猫の視点で描かれていますが、どこかそれを彷彿とさせるものがあります。

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年間の授業時間数

2015年9月18日 金曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

1109時間。

これは去年一年間で自分がいったい何時間英語の授業をしたのか気になって数えてみた数字です。

1年間が8760時間なので、1年のうちの約1/8の時間。
睡眠時間を6時間で計算すると、起きてる時間の約1/6の時間。

これだけ英語の授業をしていると、テキストに出てくる問題のパターンはだいたい頭に入ってきます。問題のパターンと書きましたが、これは言い換えれば構文のパターンとも言えるわけです。

ほぼ暗記している英文のパターンが増えるということは、作文や会話の時にぱっと出てくるフレーズの引き出しが増えることになります。

だから、以前「英語を上達させるのに一番いい方法は何ですか?」と聞かれたときに、まじめに「英語を教えることです。」と答えていた時期があります。

実際にアルバイトの時間講師でもまじめに授業の予習をしっかりしていれば、一年続けると英文法の総復習になります。

教えることは学ぶことと良くいわれますが、私もいまだに授業中に小さな発見をすることが多々あります。バラバラに覚えていたことが繋がったり、以前よりも体系的にまとめて教えることができるようになったりします。

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くっついたり、離れたり

2015年7月24日 金曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

今日は高校生が覚えなければいけない構文や熟語で、同じ語を使った組み合わせで意味の異なる表現を取り上げます。

 

まず、so~that と so that

so と that が離れていると「あまりに~なので~だ」という意味。

His performance was so wonderful that all the audience gave him loud applause.

「彼の演奏はとても素晴らしかったので聴衆全員が彼に大喝采を送った。」

それに対して、so that とくっつくと「~するために」という意味で、that 以下に目的を意味する内容がきます。

I studied hard last night so that I could get a good grade on the next exam.

「私は次のテストで良い成績がとれるように昨夜は一生懸命勉強した。」

 

次に、so~as to と so as to

so~as to と離れていると「~するほど~だ」と程度を表す意味になります。

She was so angry as to be unable to focus on her job.

「彼女は仕事に集中できないほど頭に血が上っていた。」

これに対して、so as to とくっつくと「~するために」と目的を表す表現になります。

She was in a hurry so as to catch the first train.

「彼女は始発電車に間に合うように急いだ。」

so as to は in order to と同じ意味の表現ということです。

 

最後に取り上げるのが、not so much~as と not so much as

離れているほうは、not so much A as B と覚えて「AというよりはむしろB」という意味。

My uncle is not so much a writer as a teacher.

「私の叔父は作家というよりはむしろ教師だ。」

前半の not so much と not が入っている部分が否定されて、後半の as 以下が肯定的ニュアンスで語られている点がポイントです。

それに反して、くっついているほうは not so much as+動詞の原形と覚えて「~すらできない」を意味します。

The boy could not so much as say his own name.

「その男の子は自分の名前さえ言うことできなかった。」

 

同じ単語の組み合わせなのに、それがくっついたり、離れたりすると意味が変化する注意したい表現でした。

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動名詞は形容詞で修飾?副詞で修飾?

2015年5月18日 月曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは

 

先日、TOEICの公式問題集vol.5を使って授業をしていたときのこと

Part5の答え合わせをリズミカルにこなしていった時、動名詞の前が空欄になっている問題がありました(以下)。

 

The position of shipping clerk requires _________ lifting of packages weighing over twenty kilograms.

 

選択肢は

(A) repeats

(B) repeated

(C) repeatedly

(D) will repeat

 

一瞬迷った後に、「動名詞はもともと動詞なので副詞で修飾します」といって(C)を正解として直ぐに次の問題へと移ってしまいました。

 

しかし、授業中に気になった問題は後から必ず答えを確認することにしているので、この問題も後で解答を見てみると(B)となっていました。

 

いろいろ調べてみるとTOEICのブロガーの人でもこの問題を取り上げている人がいて、やはり同様に動名詞を形容詞で修飾すべきか副詞で修飾すべきか迷っていたようです。

 

結論からいうと、動名詞というのはまさに動詞と名詞の中間的性質を備えていて、文中での使われ方によって動詞的性質が強くなる場合と名詞的性質が強くなる場合の両方ありうるようなのです。

 

それで、こうしたことを簡明に解説してある文法書が身近にないか調べてみたのですが、ありました。

 

杉山忠一著「英文法詳解」学研、のなかの第15章「動名詞」のなかに「動名詞の動詞性と名詞性」として約1ページにわたって解説がされています。

 

 

簡単にまとめると、「動名詞は、動詞の性質が強い場合も、名詞の性質が強い場合もある。またさらに、完全に名詞になってしまっているものもある。」としたうえで、それぞれの例を挙げています。

 

①building a bridge(橋を造ること)

②the building of a bridge(橋の建造)

③a building near the bridge(橋の近くの建物)

 

この中で、①が動詞の性質が強い例ですが、目的語としてa bridgeをとっているところに、いかにも動詞らしさが見られます。②が名詞の性質が強い例で、buildingにtheが付き、直後にofを使ってその後にある名詞と共に意味の塊を作っている様は名詞的と言えます。③が完全に名詞化した例で、確かにbuildingで辞書を引くと名詞で「建物」の意味でエントリーされていますね。

 

さらに例文として、

occasinally worshiping idols(ときどき偶像を礼拝すること)

occasional worshiping of idols(ときどき偶像を礼拝すること)

という二文を挙げています。

 

まったく同じ意味になりますが、その形態の違いは動名詞を修飾する形容詞と副詞の使い分けを知るうえで非常に参考になります。注目すべきはofの有無であり、この文でいうならばidolがworshipingの直接目的語になるかどうかです。

 

どうも、この文の場合はworshipingの後にofが入ることによって元々worshipが他動詞としてもっていた目的語をとるという機能が阻害されることが、worshipingの名詞的性質を強めることに一役買っているようです。すると、形容詞+動名詞+of+名詞という語順がでてきます。先に取り上げたTOEICの公式問題集の問題もまったく同様のパターンです。

 

おそらくこのパターン以外にも動名詞が形容詞で修飾されている例はあるのでしょうが、その場合も動名詞の動詞性が強いのか名詞性が強いのかが判断基準になるはずです。

 

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Abeの解釈

2014年7月9日 水曜日  カテゴリー: 英語学習のヒント

こんにちは。

 

学校のテストシーズンと夏期講習の準備などで忙殺され、すっかり更新が滞っていました。

 

最近、英検準1級レベルの単語テストを準備していたときのこと、holdover という単語に遭遇しました。この単語は、「考え方やファッションなどで、前の時代から現在まで残っているもの」を意味する名詞のようですが、あまり馴染みがなかったために英英辞書(ロングマン現代アメリカ英語辞典)を引いて見ました。すると、例文として以下のものが収録されていました。

 

Abe, with his long hair and beard, looks like a holdover from the 1960s.

 

この例文を読んだときに、最初のAbeを見て反射的に日本人の姓を思い浮かべたのは今の総理大臣が「安倍首相」だからというより、私自身の苗字が「阿部」だからでしょう。おそらく人は自分にとってなじみ深いものを自然と思い浮かべてしまうのでしょうね。でも、あとから冷静に考えてみるとそれってちょっと変じゃない、ってことも多いですよね。

 

もちろん、これが日本人の姓を表現している可能性はあります。その場合は、

 

「安倍(阿部)は長髪とひげをはやして、まるで60年代のスタイルのようだ。」

 

となります。

 

実際に同じ辞書を使ってopulentという単語を引くと、その例文には以下のものが収録されています。

 

Morishita leads an opulent lifestyle.

 

これは明らかに日本人の「森下さん」で、「森下さんは贅沢な暮らしをおくっている」という意味になります。opulent は「ぜいたくな」という意味の形容詞です。外国人から見たバブルの頃の日本人を連想させるような例文です。

 

それでは、先の例文も日本人の安倍(阿部)だったのかというと、おそらく違うと思います。Abe は「エイブ」と発音して男性名Abrahamの略称として使われるからです。だから、先の英文はおそらく、

 

「エイブは長髪とひげをはやして、まるで60年代のスタイルのようだ。」

 

と解釈するほうが無難なように思えます。

 

そういえば、ネット通販のアマゾンが今みたいに大きくなる前に、洋書を買うときに時々使っていたアメリカのインターネット書店にAbeBooks(http://www.abebooks.com/)というのがありました。今もまだ健在のようですが、当時学生だった私はこれを無意識に「アベブックス」と呼んでいたものです。

 

正しくは「エイブブックス」ですが、こちらはAbrahamの由来ではなくthe Advanced Book Exchangeの頭文字をとっているようです。

 

最後に、Abeを「エイブ」と発音するのは、フォニックスの法則でAbeの最後の文字がサイレントeと判断されるためでしょう。

 

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塾長プロフィール
クリニック開業支援

阿部 毅
1972年生まれ。英検1級TOEIC985点(自己ベスト) TOEIC SWスコア S180点 W200点。早稲田大学文学部卒、東京藝術大学大学院にて博士号取得。 予備校や学習塾での英語講師やギャラリーでの国際業務を経験。その他、大手企業の英語研修の教材作成などの仕事にも携わる。

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