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英語学習のヒント
2022年4月14日 木曜日 カテゴリー:
英語学習のヒント
こんにちは
Eigojuku英語塾の塾長をしてます阿部です。
前回のブログとも通じる内容なのですが、私自身が授業でやってきた教え方について改めて書きたいと思います。
ズバリ、私は授業の予習をしません。
この塾業界に入ったばかりの頃(17~18年前)は、英語講師としては新人で所属していた塾が集団授業の塾だったこともあり、授業時間の何倍も時間をかけていわゆる教案を作って授業に臨んでいました。
しかし、今はすくなくとも文法的知識に関してはほぼ全体像が頭の中にはっているので、そこまで事前準備は必要ないのです。
しかし、予習をしない理由は他にもあって、それはなるだけ生徒目線で授業を進めるためです。それには、すべてその場でテキストの問題を解いて解説していくことが一番なのです。
私はその時その場にいる生徒との授業を大切に考えています。まさに、それが個別指導なのです。
ただこのやり方には少し問題もあって、すごく難しい問題、例えば英検1級の長文や難関大学の過去問の長文など、ときどき間違えます(まずい!)。
しかし、そうやって時に気まずい思いをしながらも生徒の前で自分をさらけ出しながら授業をすることをすごく大事にしています。
「この英文のこの部分は先生も難しく感じているんだ」とか生徒が肌で感じられることは生きた学びになると思っています。仮に自分が間違えた問題を生徒側が正解していたら、それはそれですごく生徒の自信になるはずです(私はちょっと気まずいですが)。
塾用のテキストは何年も使っているものが多いので、正解を知っているものも多いのですが、それでも常に授業内で解きなおすつもりで問題と対話しています。
そうすることで、目の前の生徒がどうして分からないのかのヒントが見えてくることが多いのです。授業では知識以上に「考えること」の大切さを伝えています。
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Eigojuku英語塾
神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-16-1 若宮大路ビル202
tel. 0467-38-5402 fax. 0467-38-5403
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2022年4月6日 水曜日 カテゴリー:
英語学習のヒント
こんにちは
しばらく講習のお知らせやお休みのお知らせなど告知系の投稿しかしてこなかったので、久しぶりに日々思っていることなど記します。
今日は授業が終わったあとに、ふと自分が書き残したホワイトボードの説明をみて、板書の跡って面白いなと思いました。
何が面白いかというと、説明している時は夢中になって頭に浮かんだことを記していくのですが、後から見直すとそこに自分の「思考の形」が残骸として残っているような気がしたのです。

10年以上英語を教えているので、教えるポイントというのは頭の中に入っていて、その時々で即興で思いついた説明を加えていく感じです。
〇で囲んだり、絵を書いたり、⇒をひっぱったり、カッコで情報を付け足したり、もう一回〇で囲んで強調したり、その時、頭に浮かんだことが自分の手を通じてホワイトボード上に展開していきます。
自分でも予定していないことばかりです。
でも、自分はそういうライブ感のようなものがリアルな授業の楽しさだと思っていて、台本通りに進んでいくような集団授業があまり好きではないのです。
個別指導や少人数制にこだわっているのは、自分のそういう性格とも関係しているのかもしれません。
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2016年5月2日 月曜日 カテゴリー:
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こんにちは
GWはいかがお過ごしですか?
私はマザー牧場に行ってきました。
ひつじの大行進というイベントがあって、140頭くらいの羊が一斉に飛び出してきます。
「羊」というと、日本人には日常的にはあまりなじみのない動物ですが、それにもかかわらず英語のテキストでは中1レベルから常連の英単語です。
さらに、「名詞」という単元では、「可算名詞」「不可算名詞」という、これまた日本人にはなじみのない概念を学習するために必ず登場する単語が”sheep”です。
基本的には「群れで動く動物は単複同形」と覚えますが、fishが単数でも複数でもfishとして使われるのは有名ですね。そして、魚が群れを成して「魚影」または「魚群」として泳ぐ様はテレビでもしばしば放映され、身近なところでは水族館で実物を見る機会があるかと思います。
しかし、英単語の学習機会としては同程度のsheepに関しては、羊の群れを実際に見たことがある日本人がどれくらいいるのかな、と常々気にしていたところです。
で、そんな英語講師ならではのこだわりが底流に流れていたもので、マザー牧場でひつじの大行進というイベントがあることをテレビで知って、「そんなに遠くもないし、いつか行ってみよう」と思ってました。
実際に行ってみた動画が下です。牧羊犬に追い立てられて一目散にもといた場所に戻っていく場面ですが、見事に群れになっています。これを「一塊」としてとらえてsheepと表現したのでしょうね。(ガラケーの動画にPCで編集したものです。一瞬です。)
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2016年3月6日 日曜日 カテゴリー:
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こんばんは。
最近大学受験の問題教えていて、こういうのって紛らわしいな~というのがあったので、それをいくつか。
例えば、前置詞問題というのは日本人にとって紛らわしいのが多いのですが、特に動詞で意味が似ているのに一緒に使われる前置詞が違うものは要注意。
pay と spend はどちらも「お金を使う」という意味で使えますが、
pay お金 for 買ったもの
spend お金 on 買ったもの
という異なる前置詞が使われます。
大学受験の問題は意地悪なので、大体、前置詞の部分が虫食いで( )になっていて4択の選択肢には、for と on の両方があったりします。
例えば、
At the store, she paid 50 dollars ( ) the new shoes.
1. on 2. with 3. in 4. for
とか
Most people spent huge money ( ) health and education.
1. for 2. by 3. on 4. at
みたいな感じです。
他にも
recover と cure は動詞でそれぞれ「病気から回復する」「病気を治す」という意味で使われます。微妙に意味は違いますが、こういう意味が極めて近い単語というのも要注意です。
人 recover from 病気
医者や薬や治療法 cure 人 of 病気
というパターンです。
例題を作ってみると、
The patient was cured ( ) pneumonia.
1. from 2. by 3. of 4. through
こういう問題などは思わず from 選びたくなったりします。
さらに、この問題をより難しくしている背景知識としては、
die of 病気
die from 怪我
という die の用法が of と from で使い分けられているからというのも無関係でないように思います。
さらに、of と from は、
out of 場所
from 場所
でどちらも「~から」(out of ~は「中から外へ」の意味)と訳すことができるので、なんとなく同じイメージで頭の中でとらえている場合が少なくないかもしれません。
英単語や英語表現はイメージ連鎖を使うと効果的に覚えられるのですが、そのイメージの連鎖を攪乱するようなものも存在するのです。
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2015年9月21日 月曜日 カテゴリー:
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こんにちは。
私が今読んでる小説はこれ。

ポール・オースターのTimbuktuという小説です。
オースターの作品は大好きで、どれも原書で読んでます。普段、教えているテキストの英語や大学受験を含めた受験問題の英語は基本的にフォーマルなものが中心で、そういう英語ばかりに触れているとどうしても語彙に偏りができてしまうので、プライベートではときどき小説を意識的に読むようにしています。
この小説は犬が主人公で、犬の目線で物語が描かれています。日本でも夏目漱石の「吾輩は猫である」が猫の視点で描かれていますが、どこかそれを彷彿とさせるものがあります。
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2015年9月18日 金曜日 カテゴリー:
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こんにちは。
1109時間。
これは去年一年間で自分がいったい何時間英語の授業をしたのか気になって数えてみた数字です。
1年間が8760時間なので、1年のうちの約1/8の時間。
睡眠時間を6時間で計算すると、起きてる時間の約1/6の時間。
これだけ英語の授業をしていると、テキストに出てくる問題のパターンはだいたい頭に入ってきます。問題のパターンと書きましたが、これは言い換えれば構文のパターンとも言えるわけです。
ほぼ暗記している英文のパターンが増えるということは、作文や会話の時にぱっと出てくるフレーズの引き出しが増えることになります。
だから、以前「英語を上達させるのに一番いい方法は何ですか?」と聞かれたときに、まじめに「英語を教えることです。」と答えていた時期があります。
実際にアルバイトの時間講師でもまじめに授業の予習をしっかりしていれば、一年続けると英文法の総復習になります。
教えることは学ぶことと良くいわれますが、私もいまだに授業中に小さな発見をすることが多々あります。バラバラに覚えていたことが繋がったり、以前よりも体系的にまとめて教えることができるようになったりします。
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2015年7月24日 金曜日 カテゴリー:
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こんにちは。
今日は高校生が覚えなければいけない構文や熟語で、同じ語を使った組み合わせで意味の異なる表現を取り上げます。
まず、so~that と so that
so と that が離れていると「あまりに~なので~だ」という意味。
His performance was so wonderful that all the audience gave him loud applause.
「彼の演奏はとても素晴らしかったので聴衆全員が彼に大喝采を送った。」
それに対して、so that とくっつくと「~するために」という意味で、that 以下に目的を意味する内容がきます。
I studied hard last night so that I could get a good grade on the next exam.
「私は次のテストで良い成績がとれるように昨夜は一生懸命勉強した。」
次に、so~as to と so as to
so~as to と離れていると「~するほど~だ」と程度を表す意味になります。
She was so angry as to be unable to focus on her job.
「彼女は仕事に集中できないほど頭に血が上っていた。」
これに対して、so as to とくっつくと「~するために」と目的を表す表現になります。
She was in a hurry so as to catch the first train.
「彼女は始発電車に間に合うように急いだ。」
so as to は in order to と同じ意味の表現ということです。
最後に取り上げるのが、not so much~as と not so much as
離れているほうは、not so much A as B と覚えて「AというよりはむしろB」という意味。
My uncle is not so much a writer as a teacher.
「私の叔父は作家というよりはむしろ教師だ。」
前半の not so much と not が入っている部分が否定されて、後半の as 以下が肯定的ニュアンスで語られている点がポイントです。
それに反して、くっついているほうは not so much as+動詞の原形と覚えて「~すらできない」を意味します。
The boy could not so much as say his own name.
「その男の子は自分の名前さえ言うことできなかった。」
同じ単語の組み合わせなのに、それがくっついたり、離れたりすると意味が変化する注意したい表現でした。
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